19日発売の『週刊プレイボーイ』(集英社)で大胆なヌードを披露し、注目を集めているタレントの奥浜レイラ。奥浜といえば『ズームイン!! SUPER』(日本テレビ系、現在は終了)でコーナーキャスターを3年間務め、毎朝お茶の間に健康的な笑顔を届けていた朝の顔だ。そんなさわやかなキャラから一転、乳首丸出しのフルヌードを披露するとは驚きである。唐突とも思える彼女のエロ路線転向だが、そこには強い意思表示があった。
週プレの発売に先駆けて掲載された各スポーツ紙のインタビューでは、ヌードの決意について、「これまでのイメージを変えたかった」と語った彼女。中でも東京スポーツ紙では、「やるからには男性の実用書としてやりたかった」と発言し、これまで男性のエロにこびたことはなかったが「今回は寄り添ってみよう」と思ったのだと「どうぞ抜いてください」と言わんばかりだ。
さらに「セックスは好きです」と堂々と宣言し、「学生時代に野外でしようとしたけど、それは未遂」だったと、まるでAVデビュー作の冒頭のようなやり取りまで交わす奥浜。一日の最高回数を聞かれれば、「私は結構元気だけど、だいたい男性の方がへばっちゃいます」「私を喜ばせようと頑張りすぎて病院行きになった男性も」と大胆発言を連発させている。これだけのやり取りを見ても、『ズームイン!!』でのイメージを払拭したかったという思いは相当強いものなのだろう。
そもそも無類のロック好きで映画マニアだという彼女の公式ブログ(http://ameblo.jp/layla-okuhama/)を見ると、そこには奇抜なファッションで身を包み、ライブを楽しみ映画館に通う姿がある。アクセサリーなどもデザインしているようで、その活動範囲はただのリポーターとしては広い。まさに好きなことにまい進する自由人アーティストといった印象だ。
今回のヌード披露に関しては、「全てに私の意思が注がれた」もので、誰かに強いられたものではないと断言。さらには、「私の中心部は何も変わらない」と主張する。なぜそこまで“自分の意思であること”を強調するのかは分からない。だが、そうして生きていきたいという強い気持ちがあることだけはわかる。
かつてはモデル事務所に所属しながら、芸能活動としては「喋る仕事がしたい」と希望して事務所を変え、手にした『ズームイン!!』という国民的メジャー番組でのコーナー。しかし、それもどこか違和感のあるものだった。「女性ってエッチな部分を隠すじゃないですか。実際帰ったらヤることヤってるのに、外だと恥ずかしがってイラッとする(笑い)」と東スポのインタビューに答える彼女にとって、無理やりにでもエロを抑える朝の番組は窮屈だったのだろう。そして、そこで生まれたイメージを捨て去るため、彼女は服を脱ぐことを決意した。
本人がブログで語っているように、もしかしたらそれは「手段としては多少荒い」「強引なやり方」かもしれない。だが、それこそが奥浜の魅力なのだろう。誰に縛られることもなく自由に生きていく姿勢。そんな彼女にファンは魅了されるのかもしれない。そして、彼女のその自由な姿勢の一環がヌードであるならば、なおさら歓迎だ。これからはもっと自由で過激な活動を期待したい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)