林葉は26歳のときに「心身ともに疲労を抱えた極限状態」と将棋界に申告し、失踪。その後、ティーンズ向け小説を書いてヒットを飛ばし、年収は3,000万ほどだったというが、当時の稼ぎは彼女いわく「親が勝手に使ってしまった」そうだ。新車を購入したり、実家を新築したりの散財ぶりで、「親に家を建てたいと言われて。4,000万円くらいならキャッシュであるから大丈夫よ、と言ったら、1億2,000万の家を建てられた。私が連帯保証人になっていたので、ローンを返さなければならなくなった」という林葉は、番組では触れなかったものの同時期に六本木で経営していたカレー店の経営難も重なったため資金繰りが苦しくなり自己破産。
また、ヘアヌードや豊胸披露で話題をさらった写真集出版についても、1作目はギャラ800万円だったが「そのうち300万円は困っていた知人に援助した」そうで、不倫スキャンダル発覚後に出版した2作目は1作目を上回る売れ行きだったにもかかわらず「ギャラは初版の分だけで1,000万。増刷分はプロデューサーが持ち逃げしちゃった」とのことだった。つくづくお金に縁がないということなのか……。
しかし借金による苦労や、長年の不倫といった男運のなさだけでここまで外見が変わり果ててしまうものなのだろうか。番組では明かさなかったものの、実は林葉は、若い頃から体調不良に悩まされており、借金のせいというよりも、その苦痛で外面も急激に老けてしまったように思える。一昨年の棋界本格復帰の際に本人がコメントしているように、彼女は逆流性食道炎、胃炎、痔などの症状と戦っている。これらの病気により食事の栄養を満足に消化できず、激ヤセしているのだろう。痔に関しては10代後半の頃から闘病しており、家系的に祖父や父も痔の手術経験があるという。
最近は「美魔女」という言葉も流行しているように、40代、50代でも外見的に若々しさを保っている女性が少なくない。芸能界で活躍している女優たち、たとえば石田ゆり子(43)や鈴木京香(44)、天海祐希(45)、ドリカムの吉田美和(47)などは今でもみずみずしい。一方で実年齢以上に老けて見えるとこれまたネット上で物議を醸していた山口美江は、今年3月に51歳で他界した。林葉も健康面が心配されているが、決して無理をせずに体調を考慮しながらこれからも元気で将棋やタロット占いを続けてほしいものである。
(文=ヒポポ照子)