フィリピン在住・ことぶき太郎が綴る、フィリピーナの魅力発見
「快感体験観察日記第13弾!」
数の子天井・三段俵締め・ミミズ千匹が、三大名器だという。誰が決めたのか知らないが、確かに、きゅっきゅっと締まったり、ミミズのように、おまんこの中が蠢くと気持ちがいい。
オレの数少ない経験でのピーナは、巾着系が多い。入り口が狭いのかもしれない。ミミズ系もいる。ジューシーな肉襞が、蠢くのだ。締めとミミズの、ミックス系。これは、美味しい。
数の子系は、少ない。東西問わず、ほとんどのオンナには、Gスポットあたりにざらつきがある。いわゆる数の子なのであろうが、粒々が大きかったり小さかったり、多かったり少なかったり。
でも、亀頭に伝わってくる数の子には、滅多にお目にかかれない。濡れてくれば、ざらつきの摩擦感も薄くなってくるから、余計にそう思う。もっとも、滅多にお目にかかれないから、名器なのだろうけど。
2012年、その滅多に味わえない名器に出会った。フィリピンの友人三人と、ローカルな飲み屋さんでビールを飲み、カラオケで遊んでいた。そこでウエイトレスをしていた、おっぱいのやけにでかい女だった。
色白で肌が綺麗で、顔も可愛い部類に入るのだが……どうも、おっぱいが……でかい。
オレは、デカパイは好きではない。……邪魔なのだ。ゆさゆさ揺れたり、抱き合ったときにデカパイに邪魔されて、肌と肌が密着しなかったり。でかくても、なんとかパイ擦りが出来る程度で、充分なのだ。彼女のは、FだかGだかHだか、とにかくでかすぎ。小柄で細身な身体だけに、余計に目立つ。年老いたら醜くなるだろうな、なんて余計なことを考えたりしていた。
しかし今年の6月、何号か忘れたが台風が近づいていたときだった。まさか、ベッドの上にも台風が来るとは思っていなかった。
その日、私用で出かけたオレは、予想より早く訪れた台風に帰りの足を止められてしまった。そこで、彼女のいる飲み屋さんが近いことを思い出し、時間を潰すことにした。
雨が小降りになるのを待ったが、いっこうに止む気配がない。一人二人と帰っていき、店内には少しの客と従業員しかいない。いつのまにか、オレの傍にきていた彼女が、デカパイを揺すらせながら言った。
(どこか……泊まるとこ探さなきゃ……)
オレも同じことを考えていたので、近くのホテルへ一緒に泊まることにした。彼女は、割勘と言ったが、オレが払った。
びしょ濡れになった身体を、ホテルの温かいシャワーで癒されて、コーヒーを飲んでいると、彼女もシャワーを終えて出てきた。やろうと思っていなくても、やっぱりオトコとオンナ。それなりの雰囲気が、出来上がっているから不思議だ。でっかいおっぱいに邪魔をされながら、舌を絡ませてキスをした後に、ベッドにもつれ込むまで、時間はかからなかった。
大きなおっぱいの割には、乳輪も乳首も小さくて、淡いピンク色をしている。どうも苦手だが、むぎゅにゅっと掴んで、乳首に吸い付く。
(むふっ……)
と背を仰け反らせる彼女は、敏感なようだ。白い首筋と顔が、火照ってきている。
強い雨風が、窓を叩く。満月の夜にオンナは欲情する、とか聞いたことあるけど、台風の激しさにも興奮するのかな。それとも、怖さを忘れようとしているのか。彼女は、呼吸が荒くなり鼓動が激しくなっている。
彼女の手が、オレの黒なまこを探り当て、弄び始めた。雨宿りという無駄な時間を過ごして、少し気だるくなっていた黒なまこも、ムクムクと反応し始めた。良く出来た息子だ。オレの右手は、苦手なデカパイをほどほどにして、下へ下へと這っていった。
ぷにゅんぷにゅんと弾む、デカパイと違う感触が指に伝わってきた。軽く押しても、すぐに揺り戻しが来る。身体全体が、快感震源地のようだ。息を吸っても吐いても、ア行ハ行の長い声が、漏れてくる。
ストレートに近い細い陰毛を掻き分けて、谷間へと指を滑らせる。固い。固く感じる。土手もクリもビラビラも。ぷにゅんぷにゅんを味わった後だからか、見た目よりも若いのか。まあ、どちらでもいい。麺とおまんこは、固めの方が好みだ。
指を熱く濡れたぎっている蜜の壺へ入れた。
(えっ?)
何だこの指に伝わる感触は。筋子の間に、数の子を挟んだような天井ではないか。
(これは、これは……)
黒なまこは、早く入れたがって彼女の手の中で、首を振っている。もう充分に濡れているおまんこをスリスリするのを早く切り上げて、彼女の膝を曲げさせ、亀頭でクリを撫で回してから、ゆっくりと黒なまこを埋めていった。
(わ~っ! 感じる感じる!)
亀頭の先端に、雁に横に走った数の子と転がる真珠のようなイクラ粒が。
美味しい、美味しい!
黒なまこも喜び、おまんこの中を駆けずり回っている。そしてこのおまんこ、それだけではなかった。興奮して絶頂期を迎えようとする頃、濡れたおまんこの中が、増えるワカメちゃん状態になって、それが絡み付くように締まってきたのだ。
イクラ・数の子・ヌルヌル締まりワカメの、巾着海鮮おまんこ。これは……滅多に食べられない名器だ。
動きを止められない黒なまこは、亀頭にざらつきときょときょとした蠢く粒々を感じ、青筋立てた太棹はぬめぬめの巾着絞りを充分に味わって、早めに吼えて果てた。
彼女は薄く目を閉じ、頬をピンク色の染めて汗をかいていた。
翌朝、目覚めの一発は体位を変えながら味わった。バックから黒なまこを突き入れたとき、亀頭の裏筋に感じるイクラ筋子が、絶妙の味わいであった。
その後、ご馳走になる機会がなかなか来ない。彼女は22才とまだ若く、途中までしか行ってない大学へ復学するために働き、学資を稼いでいたのだ。
それにしても……何というおまんこか。本人は、みんなと同じ普通のおまんこだと思っているだろうが、世界のオンナ巡りをしても、めったにお目にかかれる代物ではないと思う。
ときどき飲みに行き誘いたいのだが、一所懸命に自信を持って働き、大学へ復学する望みを持っている若いお姉ちゃんを誘うのも、ちょっと気が引けてしまう。再び、強い台風が来るのを待つしかない。
明るく自然に振舞う自信のようなものは、掘出し物名器のせいではあるまいが、顔を見るとどうしても巾着海鮮おまんこを思い出してしまう。
そういえばフィリピーナは、どんなオンナでも自信を持って振舞っているように思う。一歩引いてしまうようなブスでもチビでも、色黒でもデブでも。
日本のオンナは控えめで謙虚であるともいえるが、ピーナは、容姿よりも心の内側にある自分に対して自信を持っているんだろうな、きっと。だから、多少の容姿的ハンデを持っていても、それなりにいいお姉ちゃんに見えてくるのだ。
彼女も普通の顔立ちで、アンバランスなデカパイの持ち主でシャイだけど内気ではない。確かな自信を、持っているようにも見える。それは、他を受け入れない過剰な自信ではない。ともすると気がつかないが、オレ自身が自信を喪失してしまいがちなときに、それを思い出させてくれる。
夢中にさせてくれるセックスだけではなく、生に対して自信を持って接してくれることこそが、心身の快感へ導いてくれるのかもしれない。
オレの人間的自信を思い出させてくれるピーナは、……いい!
(文=ことぶき太郎)