開発者のフェチ炸裂!! 「体育座りエアドール」が人気のワケ

エアドール『風船少女』。なぜいま人気なのか?

 ローターやバイブ、オナホールといえば、誰もが真っ先に思い浮かべるアダルトグッズの定番商品だ。その中に割って入るかのように近年、購入者が増加しているグッズがある。それがビニールで製造されたエアドールだ。人間を模した個性的な容姿が多いエアドールたちは、アダルトグッズというよりもジョークグッズのひとつとしてしか認知していない人も多いという。今回は、新作エアドール『風船少女』を発売したDNA広報の方に、人気の秘密をうかがった。

「ラブドール」などのリアル志向系の物が増えてきているなか、なぜビニール製のエアドールの需要が高まっているのでしょうか?

DNA広報 「今のエアドール全体の需要増はインターネットの普及により、欲しいと感じていた人たちが周りの目を気にすることなく購入できる点が大きいのではないでしょうか。また、破損した際に綿を詰めるなどの補修方法やコスプレ用の衣装を着せた写真をネット上で公開したりなど、エアドールに関してネット上での情報の共有化が加速し、それが安心感につながっているのだと思います。愛好家をちょっとバカにしていたような人たちも、エアドールのカスタマイズのクォリティの高さに購入を決意する人もおり、需要増に一役買っているみたいです」

 ネット上では修繕したいという願望を持つ人をスタートとし、それにさまざまなアイデアを寄せ合う形でのコミュニティが形成されているようだ。そんなエアドール界の最近のトレンドはコスプレなのだという。

広報「エアドールを透明のまま抱く人はそれほど多くないようです。体育服やセーラー服などの衣装を用い、よりリアル感を演出し、使用される人がほとんどです。『風船少女』の等身は小柄な女性くらいで、女性用のMサイズの衣装を使用できます。空気を7~8割入れた状態ならばすんなり着用できます。当社で衣装は用意していませんが、他社様のコスプレ用の商品がほぼ使用可能です。またリアルさを追求し、インターネットや衣料品店で子供用下着や中古の衣装を購入する人までいるそうです」

コスプレをさせるとリアル感が加速!?

 自分でカスタマイズして遊べる、大人の人形遊びとして新たに注目を集めているエアドール。しかし、人形にもかかわらず、『風船少女』には顔が作られていない。より一般受けを狙うならば、顔をつけたほうがいいように思えるが……?

広報「この商品は、顔がないため自分次第で自由自在にカスタマイズできる、ある意味“ゼロ”の状態からのスタートなんです。他社の『ラブドール』に代表されるドールたちは、顔を持つ以上、そこから先へ想像力があまり働きません。しかし、『風船少女』はあえて顔を付けなかったことにより、買った人の妄想次第で、誰にでもなることが可能です。ある意味無限大の可能性を秘めているんですよ(笑)」

 またアニメ系のパッケージの商品を購入したはいいが、膨らましている最中にパッケージとのギャップに戸惑う人もいたそうだ。顔を想像力で補完する『風船少女』ではそのような悩みは無用だろう。

広報「また、『風船少女』は『ただの空気が入ったビニール人形』を、どのようにしてそそらせるかを考えた結果生まれた商品です。当社の社長が試作を繰り返し、我々スタッフも意見を出しあいながら、胸の大きさやヒップラインなどを決定したんですよ。大きさは他社様から出ている商品とほぼ同じですが、最大のポイントは身体を預けやすい形状、体育座りをしている点です。体育座りならば、このまま愛でることもでき、また後背位にしてもすぐさま挿入することが可能です。くわえて騎乗位をしたい時には足にあたる部位が全体を支えてくれるため、フラつきを軽減することができます。もちろん正常位も行いやすいです。また足の部位は少し内側に入っていますが、これは社長のフェチズムで『つま先はインだろ!ちょっと内股がいいんだ』の一言で決定したんですよ(笑)」

横から見るときちんと体育座りしている

 細かい修正がなければここまでのクォリティを出すことはできない。切り方ひとつで扁平になってしまうというヒップラインは、限りなく生々しく美しい曲線を描かれており、広報の「是非バックから突いてもらいたい!」との意見も納得できる。また、その突く“穴”に関してもユーザーのことを第一に考え、凡庸性が高いものになっている。

広報「ホールの設置穴は、直径が75mmに設定されており、エアドール用のホールであればメーカーを問わず装着可能です。それ以下のものになると、ホール挿入時にできた隙間をタオルなどで埋めていただければ大丈夫です」

これならば、あなたのお気に入りホールも入る?

 お気に入りのホールさえ入ってしまえば、オナニーライフがさらに捗ることは間違いないだろう。しかし、いくら良品とわかっていても、やはり購入するには幾分ハードルが高い商品にも思えてしまうのだが……。

広報「エアドールは、憧れがありつつも手を出せない人が多いです。しかし、それはアダルトグッズ全般にいえることです。どのグッズにも、いくつか超えなければならない壁が存在しています。そしてそのひとつ目が『手を出す』ことなんです。超えやすいもの、超えにくいものありますが、それらのハードルを下げることこそが我々の仕事だと思っています」

 “常識”などにとらわれず、エアドールを手に入れ、新しいフィールドへ挑戦してみてはいかがだろうか? その結果、オナニーライフの新時代が到来する……のかもしれない!?
(文=南はにわ)

『風船少女』

 
一家にひとりいかがでしょうか?


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