「痴漢で御用」NHK森本健成アナ 冤罪説の線は消滅か

※イメージ画像 photo by plantmanbuckner from flickr

 強制わいせつの容疑で逮捕されたNHKの専任アナウンサー・森本健成容疑者(47)が16日に送検された。森本擁護者は14日午後8時ごろ、東急田園都市線の急行電車内で女子大生の下着に手を入れたり胸を触ったりした疑いがもたれている。女性が嫌がっても11分間にわたって執拗に胸を触るなどの行為を続け、女性の「痴漢です」という声で周囲にいた男性が取り押さえたという。

 1990年に入局した森本容疑者は地方局勤務を経て、06年から東京アナウンス室に配属。07年から朝の看板番組『おはよう日本』の平日午前5~6時台のキャスターを務め、08年4月からは同番組の土日祝日の担当をしており、まさしく「NHKの朝の顔」だった。局内でも「真面目で優秀なタイプ」と評判は良く、視聴者のみならず関係者も驚きを隠せないようだ。

 当時は酒に酔った状態で「記憶がない」などと供述しており、ネット上では冤罪事件の可能性も指摘された。だが、事件があった東急田園都市線は自宅がある浦安市とは真逆の方向。混雑した電車では、酒に酔ってフラついて手が当たってしまうこともありうるが、11分も執拗に触り続けたのであれば意図的な犯行と考えるのが自然だろう。

 さらに、冤罪説を打ち消す証言として、森本容疑者を取り押さえたという男性が自身のTwitterで状況を告白している。男性は「二子玉川で痴漢を今日も取り押さえてやったぜ?! 思ったより力のある男だったなぁ… 」と語っており、ニュースで痴漢が森本容疑者だったことを知ると驚いたようだ。

 このツイートに対し、森本容疑者を擁護する人物から「お前のような女のわがままに加担したバカマッショが痴漢冤罪事件を産むんだよ」という批判が書き込まれた。だが男性は「常識で考えて完全真逆方面の電車に乗り間違えるかい? 身に覚えがないなら普通に毅然としてるでしょ! あの逃げ方は尋常じゃなかったよ! 」と反論。「記憶がない」と供述するほど泥酔しているのならば、取り押さえた男性が驚くような逃げ方をするとは考えにくく、やはり冤罪の線は薄いようだ。

 真面目でお堅いタイプほど、酒で理性のタガが外れた時に思いもよらない行動をしてしまうことは多々ある。91年に『NHKモーニングワイド』のキャスターを務めていた松平定知アナ(68=現在はフリー)が、泥酔してタクシー運転手を蹴るなどを暴行を働いたこともあった。来月は忘年会シーズンになるだけに、我々も酒で取り返しのつかない失敗をしないように自戒したいところだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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