「高額慰謝料ゲットを諦めたくない!」離婚認定も控訴方針の美元

※イメージ画像:映画パンフレット『修羅場の人間学』

 泥沼の離婚裁判を繰り広げていた俳優・高嶋政伸(46)と妻でモデルの美元(みをん=33)。直接対決もあった二人の裁判は9日に東京家裁で判決が下り、離婚を求める高嶋側の請求が認められた。裁判費用は被告である美元の負担となる。

 高嶋側が昨年2月に訴えを起こしてから家裁判決までに約1年9カ月を要したこの裁判。「芸能生活をなげうっても離婚したい」と主張する高嶋に対し、美元は「離婚の理由が見つからない」などと平行線をたどっていた。互いのDVをはじめ、美元のストーカー行為や金使いの荒さなど、裁判は双方のプライベート暴露合戦の様相を呈し、DV音声がネット流出するという前代未聞のハプニングも発生している。

 小林愛子裁判官は判決で「婚姻関係はもはや修復不可能であり、破綻していると言わざるを得ず、婚姻を継続しがたい重大な事由がある」と認定し、「婚姻関係破綻の責任が原告(高嶋)にあるとは言えない」との判断を示した。これで、ストレスによる腓骨神経まひで激太りまでした高嶋の肩の荷が下りるかと思いきや、敗訴した美元側は控訴する方針。東京高等裁判所に舞台を移し、来春にも第2ラウンドが展開されることになる。

 厳しい家裁判決が出ながらも納得していない美元。ここまで頑なに離婚を認めない理由は何なのか。

「もちろん理由は愛ではなく『金』。高嶋は序盤に約5000万円の慰謝料を提示しましたが、1億円以上を求める美元の希望額には遠く及ばなかった。控訴は一刻も早く離婚したい高嶋の弱みにつけこみ、慰謝料の額を釣りあげることが目的です」(芸能関係者)

 美元は高嶋側に「月に109万円の生活費と小遣いを要求していた」と暴露されるほどの金使いの荒さで知られる。批判が殺到したことで事務所を事実上解雇されており、仮に離婚が成立して「高島家の嫁」「渦中の人」という看板が外れれば、芸能活動で稼ぐことは難しくなる。それだけに「あとは高額慰謝料を狙うしかない」という目的が明確化したようだ。

 だが、その目論見も外れそうな気配だという。

「今年9月に『女性自身』(光文社)が美元の不倫疑惑を報じ、30代男性を自宅に招き入れる様子をスクープしました。美元は『男性とは恋愛関係にない』と否定しましたが、裁判中のスキャンダルは裁判所の心象が悪くなる。その記事を高嶋側が“切り札”として裁判で提出し、全面的に高嶋の請求が認められる今回の判決につながった。これは離婚理由が美元側にあるという見方ですから、高額慰謝料ゲットのシナリオも吹き飛んだといっていいでしょう」(前同)

 まだまだ諦めていない様子の美元だが、旗色はかなり悪いようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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