ロンブー淳のDQNぶりに女性ファン「ドン引き」

※イメージ画像:『クイック・ジャパン97』太田出版

 駐車違反を取り締まった警察官に対して逆に謝罪を強要し、数々の暴言を吐いたとして批判を浴びているロンドンブーツ1号2号の田村淳。騒動後、3日間はテレビの出演を自粛していた淳も、11月5日に『知りたがり!』(フジテレビ系)で「視聴者の皆さん、世間を騒がせてしまって申し訳ありませんでした」と謝罪すると、何事もなかったように復帰を果たしている。

 そんな淳に対して、ネット上での非難は止まらない。たとえば、先日配信された『日刊サイゾー』(http://www.cyzo.com/)では、過去の淳の暴行癖が関係者から暴露され話題を集めている。記事によると、淳はおよそ1年ほど前にも道路の使用許可を巡って警官と揉めていたという。しかも、個人的な行為にもかかわらず、彼は「番組の企画」とウソをついていたというから驚きだ。また、3年前にも警官に対して、何が気に食わなかったのか、土下座を強要していたという目撃談まであるらしい。多かれ少なかれ、表現者というのは反体制的なものといえる。しかし、いくら芸人が権力に対抗する存在だといっても、支離滅裂な論理では、ただの厄介者にしかならない。今回の騒動を見る限り、彼の行為はまさにただの厄介者としかいえない。

 これまでにも数々の横暴ぶりがウワサされている淳。ナンパした女性に拒まれるとガムを髪につけ、蹴りまで入れ、セックスをする際にはハメ撮りまで強要していたなんていうウワサまである。さらに、そのハメ撮り映像を後輩芸人たちと観賞するのが趣味だとも…。もちろん、こうしたウワサが、いったいどこまで真実なのかはわからないが、火のないところに煙は立たないものだ。蹴りやハメ撮り観賞は大げさかもしれないが、そうした兆候がまったくないというわけではないのだろう。

 しかし、淳は、一時は政界進出のウワサも上がるなど、紳士でクレバーなイメージも持ち合わせている。そんな一面をすべて否定することはできないが、今回の騒動でも明らかになったように、厄介者であるという一面を同時に持ち合わせているのは間違いないだろう。

 クレバーで横暴という印象に加えて、淳のイメージといえば“女にモテる”という点だ。特に彼の華麗な女性遍歴は枚挙に暇がない。たとえば、藤崎奈々子、坂下千里子、若槻千夏、三津谷葉子、中越典子、森下千里、藤井悠、米倉涼子、安室奈美恵、小泉今日子、石原さとみ、矢野未希子など、ウワサにあがった人々も入れると、ビッグネームがズラリと並ぶのは圧巻。これだけのメンツを見ても彼の色男ぶりは明らかだし、そんなモテる淳だからこそ、視聴者のほとんどが女性層という昼の番組に帯で出演しているのだろう。

 しかし、今回の騒動であらわになった彼のDQN(非常識な人物を指す)ぶりに、これまでただのウワサだと信じていた女性ファンも引き始めたという。もともとアンチの多かった淳から、盲目的なファンが離れてしまっては致命的だ。しばらくは事態の沈静化をはかり、ウワサになるような横暴な振る舞いも避けた方が無難かもしれない。

 とはいえ、どんなに淳がDQNだったとしても、そうした行為は、タレントが売れるためには絶対的に必要な強引さともいえる。やはり、彼が売れたのは、良くも悪くも人並みはずれたパワーにある。ただ、そのパワーも勘違いした使い方をしては、世間の反感を買うだけだ。彼にはその強引さをテレビの中の芸として発揮してもらいたい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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