新ドラマも一桁…武井咲が新「低視聴率女王」襲名で精神的にも限界?

※イメージ画像:武井咲『恋スルキモチ(初回限定盤B)』
ユニバーサルJ

 10月第二週目、秋の新ドラマが多くスタートした。人気シリーズの最新作『相棒season11』(テレビ朝日系)が初回2時間スペシャルで19.9%(以下、すべてビデオリサーチ社調べ・関東地区)の高視聴率をマークし、枠創設以来、低調が続いていたフジの日曜ドラマでも深田恭子(29)主演の『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ系)が14.0%を記録し、同枠最高をマーク。他にも北川景子(26)主演の『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)が13.6%、菅野美穂(35)と天海祐希(45)主演の『結婚しない』(フジテレビ系)が13.0%と、出足は軒並み好調となっている。

 だが、3クール連続でドラマ主演を務める武井咲(18)主演の『東京全力少女』(日本テレビ系)は9.0%と低い数字でのスタートとなった。最近のドラマは初回こそ良くても二回目以降から徐々に視聴率が下がっていく傾向があるだけに、いきなり一桁では先行きが暗いと言わざるを得ない。午後11台の深夜ドラマである高橋克典(47)主演の『金曜ナイトドラマ~匿名探偵』(テレビ朝日系)の11.7%にも負けている状態だ。

 大手芸能事務所・オスカープロモーションのイチオシとして期待される武井だが、前クールに主演した『息もできない夏』(フジテレビ系)が平均9.8%、前々クールの『Wの悲劇』(テレビ朝日系)も平均9.1%と、ことごとく平均視聴率は一桁台に終わっている。このままでは、先日結婚した事務所の先輩・上戸彩(27)から「低視聴率女王」の汚名を引き継ぐことが濃厚である。

「事務所の強烈なプッシュとギャラのダンピングで、武井はCMにドラマに映画にと引っ張りだこになっています。しかし、実際は数字が全くとれていない。『東京全力少女』には局も事務所も力を入れていて、放送当日は武井が朝の4時から局入りし、夕方まで7番組に出演してPRしました。それでこの結果ですから、関係者は落胆していますよ」(芸能プロ関係者)

 先日、俗に「好感度調査」と呼ばれる「テレビタレントイメージ調査」(ビデオリサーチ調べ)が発表されたが、武井の名前は上位50人の中になく、圏外という結果だった。先輩の上戸もゴリ押しされた時期はあるが、彼女は好感度調査の上位常連であり事情が異なる。ここまで露出と人気が乖離(かいり)したタレントというのも珍しいのではないだろうか。

「今まで事務所関係者や番組スタッフは期待の星である武井をおだて、まだキャリアも浅いというのに彼女を必要以上に気遣ってきました。しかし、こうまで作品の失敗が続くとキャストの責任問題になってくる。当然、戦犯の一番手は武井です。最近は関係者の対応が厳しくなってきたため、彼女も自分の人気と実力の差に気付いてきているようです。あまりに低い視聴率が続くと、特に主演女優はプレッシャーを感じて精神的にも参ってしまいます。事務所がひっきりなしに仕事を入れるせいで彼女の肉体的疲労も限界。体力的にも追い込まれているだけに、ナーバスになりすぎなければいいのですが……」(テレビ局関係者)

 “つくられた人気”で露出しまくっているとはいえ、まだ18歳の彼女に失敗の責任を負わせるのは酷というものだ。ドル箱だった上戸が結婚し、新たなスター育成に事務所が焦っている部分もあるだろうが、芸能事務所にとって人材こそが命。大切なタレントを慎重に育てていってほしいものである。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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