「公言しない処女」を見破るポイントとは?

※イメージ画像 photo by thamimzy from flickr

 ひと昔前までの日本では、婚前交渉(結婚前のセックス)はタブーという認識が強かった。戦後~高度成長期以前の時代は、お見合い結婚が主流だったことが背景にあるのだろう。しかし、バブル期到来と共に恋愛結婚が主流の時代が訪れ、「愛情があるなら(婚前交渉も可)」という考え方に移行したと考えられる。そして21世紀、現代日本において、交際相手や結婚相手に対して貞操を求める人は、男女問わずほとんど存在しないであろう。

 しかし、ところ変われば事情も変わってくるものだ。少し前に、元タレントで駐日ベナン大使のゾマホン氏の結婚報道が世間を賑わせたが、その際に注目されたのが、「ベナンでは婚前交渉はありえない。自分の結婚相手も彼氏はいなかった。自分が初めての男性である」という発言である。世界各国が、日本のように「婚前交渉が当たり前」という風潮ではないようだ。

 婚前交渉の是非に関しては、様々な見解があるだろうから、ここではあえて語らないでおこう。むしろ注目すべきは、婚前交渉が当たり前という風潮の日本においても、30代40代でも童貞・処女の人が少なくないという点だ。

 にわかには信じられない人もいるだろう。確かに、メディアにおいてクローズアップされるのは若者の過激な性実態が中心である。そういった情報ばかりが流れてくると、「今の日本は10代で初体験を済ませるのが当たり前なのか」と勘違いさせられてしまうのも無理はない。しかしその一方で、高校生・大学生の性交渉経験率が下落してきているという統計もある。貧富の差や学力の差が二極化してきている昨今、セックス経験も「すごく早いか、すごく遅いか」という二極化の傾向が強まったのかもしれない。

 セックス経験の時期が二極化してきている要因には、生き方の多様化が影響しているのだろう。「恋愛して、デートして、セックスして……」というライフスタイルに捉われず、例えば趣味に時間とお金を費やしたいので恋人は持たない人や、性欲処理は動画を見ながらオナホールで済ませるほうが気楽という人もいる。

 セックス経験の時期が早い人に関しては、既に各種メディアで紹介されているので、ここでは「セックス経験の時期が遅い人」……つまり妙齢の童貞・処女に注目してみたいと思う。

 オトコとして気になるのは、童貞ではなく処女のほうだろう。妙齢の処女は、大きく分けると2タイプ。セックス経験がないことを公言している人と、公言していない人だ。

 前者のほうは、とにかくキャラが立っている人が多い。処女であることがチャームポイントになっているという意味。セックス経験がないことを明るくネタに出来たり、また何らかのポリシーを持って処女を貫いている人は、堂々とカミングアウトするものだ。

 そして後者のほう。処女であることを公言しないタイプは、察するにセックス経験がないことにコンプレックスを抱えているケースが多いのだろう。「普通は、年頃になれば当たり前のようにセックスをする。その当たり前のことが出来ない人間と思われるのが恥ずかしい」、そう語るアラサー処女もいた。

 セックス経験が無いことがコンプレックスになっているということは、機会さえあればセックス経験を持ちたいということなのだろうか? この質問に対しては、多くの処女が「イエス」と答えた。ただし、これがなかなかうまくいかない。うまくいかない原因は人それぞれだろうが、うまくいっていたらとっくにセックス経験を踏んでいるはずである。

 処女側から「セックスがしたい」とアプローチするのは難しいだろう。よって、セックス経験者側から声をかけるのがスムーズということになる。処女に対して、「面倒くさい」という認識の人はさておき、「処女は嫌いではない」「むしろ好きだ」という人は、是非とも名乗りを挙げて頂きたいものだ。

 では、公言しない処女をどのように見分ければいいのか? ポイントは下ネタである。といっても、下ネタに嫌悪感を示す=処女ではない。ヤリマン女性にも下ネタを嫌う者は存在する。

 逆に、下ネタに対して異様にノリがいい場合は処女である可能性が高い。人間は、嘘をつく時ほど雄弁に語るものなのだ。よって、もし処女とのセックスを目論んでいるのなら、下ネタに食いついてくる女性を狙うとよいだろう。むろん、下ネタ大好きなヤリマンも存在するが、それはそれで楽しめるというものだ。
(文=菊池 美佳子)

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