ポニーキャニオン
“スライム乳”を惜しげもなく披露した小向美奈子に続いて、元パイレーツ・西本はるかがAVデビューしたことで、その後も芸能人のAV出演にまつわる虚実入り乱れた話は尽きない。経済的に逼迫しているといわれる高岡早紀や小池栄子をはじめ、沢尻エリカや後藤真希、さとう珠緒らにも触手が伸びているということが伝えられていたが、いずれもその真偽のほどは定かではないのが現状だ。そんな中、実はAV出演に一番近いのは叶姉妹ではないかという情報が飛び交っている。
「自称している『トータルビューティーアドバイザー』という肩書きや、一見しても分かるように、2人とも美意識の固まりで、それをアートに昇華しようという意識も強い。今、妹の美香のヘアヌード写真集『Melting』(光文社)が売れていますが、撮影は姉の恭子が担当しているように、最近は表現者としてもタッグを組んでいますからね。年齢を感じさせない叶姉妹ですが、恭子は大台に入る年齢だとは言われていますし、今のうちに自身の美を色褪せない形で閉じ込めておきたいという意識はあるでしょう。2010年には恭子が監督・主演を務めた映像作品『BUTTERFLISTA(バタフリスタ) すべては、愛の行為。』が公開され、SM・3P・同性愛などのエロティックなテーマを表現していましたから、その延長線上で“よりハードなシーン”に発展することも…」(芸能ライター)
可能性があるとすれば、美を追求するがゆえのAVということか。21日発売の「アサヒ芸能」(徳間書店)では、恭子がAV制作を計画していたとも伝えている。記事によると、当初はお付きの男性陣「メンズ」をチェスの駒に見立てて遊ぶ「人間チェス」を作品にする構想で、恭子はチェス盤と全裸の男女が描かれた絵コンテを手に大喜びしていたという。また、打ち合わせの議事録には「カラミは、恭子さんが男性や美香様と行う」「SEXシーンは何分何秒以上か細部にわたるまで協議する」などの詳細が記述されていたようだ。
撮影場所はイタリアが予定されており、恭子自ら「恭子がプロデュースする恭子的AV」と銘打っていたという。しかし、金銭面やレーベルの問題などで計画は頓挫。幻のAV出演となってしまったのだ。
「最新の写真集こそ、美香のコスプレ風写真など男性目線を意識したものになっていますが、過去の写真集を見ても『女性のためのヌード』『エロくはない』といった声があるように、叶姉妹が女性視点の美を追求しているのがわかります。そんな独特の美意識を表現する手段として、AVも選択肢の一つになると思いますが、従来のように男性目線のAVにはならないでしょう。また、そんな作品ばかりが作られている現状に、一石を投じたいという思いもあったのかもしれません。発売されれば大ヒットが間違いないだけに、再始動が待ち望まれますが……」(前出・同)
過去に、「『美』とは本来、曖昧にしか定義できないものです。そして、定義が曖昧であるがゆえに、『美』とはかくも豊かなものとしてあるのです」と発言している恭子。そんな美の賢人がたどり着いたエロの境地がどんなものか、見てみたい気がするが……。
(文=津本ひろとし)