ほのぼのデブ専風俗がくる!? ストレス過多で太目女性を好むようになるとの学説

※イメージ画像 photo by boatgirls from flickr

 精神的ストレスを感じている男性は、太った女性に魅力を感じる傾向がある――。そんな驚きの調査結果がアメリカの科学誌に掲載された。調査は18~42歳の白人男性81人を2つのグループに分けて行われた。片方のグループにのみ、あるストレスを与え、もう1つのグループは別室で待機。その後、両グループにさまざまな体型の女性の写真を見せて魅力を感じるかどうかを9段階で評価してもらったという。

 その結果、ストレスを与えた方のグループでは、体格指数(BMI)が標準および高めの女性の評価が突出して高く、最も魅力を感じる女性の平均体重も、ストレスなしのグループが選んだ女性に比べて大幅に重かったという。一方、やせ型の女性に対する評価は両グループとも変わらなかったとか。

 ストレスと好みの女性の体型に関係があるのならば、日本はどんどんデブ好きが増えていてもおかしくない。なぜなら、日本は世界有数の“ストレス大国”で、年間3万人以上の自殺者が10年以上も続いている国だからだ。そうなると、フーゾクでも在籍女性が太めばかりの“デブ専”ヘルスなどはさぞや人気なのではないか……風俗情報サイト『MAN-ZOKU』編集部の丹田編集長に聞いてみた。

「デブ専の店が増えているという話は聞いたことがないですね(笑)。昔からSM系の店にはM女としてたくさんいましたが、12~13年前から鶯谷・日暮里エリアにデブ専フーゾクができ始め、いつの間にか1つのカテゴリーとして確立しました。ニッチな世界で、需要と供給のバランスがとれていると言えます」

 どうやら、太った女性に対して安定した需要があるのは間違いなさそうだが、とはいえ、デブ専は一種のフェチであり、まだまだマニア系フーゾクというのが答えだ。

「何年か前には、デブ専キャバクラというのも登場しました。普通のキャバクラでは女のコがお客さんに『ドリンクいただいてもいいですか?』と聞きますが、デブ専キャバクラでは『おつまみいただいてもいいですか?』と聞くんです。そうすると、おにぎりが出てきたりして、それを女のコがおいしそうに食べるのを客は喜んで見ているとか」(『MAN-ZOKU』丹田編集長)

 何とも、ほのぼのした光景が夜な夜な繰り広げられているものだが、丹田編集長は言葉の使い方もポイントだという。つまり、多くの店では“デブ”ではなく、“ぽっちゃり系”の店であることを強調しているからだ。それに、“巨乳”という言葉もクセモノだ。フーゾクの世界で巨乳といわれる女のコは、90%以上がデブ体型であるとも言われる。

 「デブ」と「ぽっちゃり」の境界線はどこにあるのか。これは個人の主観としか言いようがなく、冒頭に引用した調査でも「太め」とはどの程度のことを指すのかは書いていない。たとえば、ブラジルで行われるリオのカーニバルを見ていると、ダイナマイトバディの女性たちが巨体を揺らしているが、一般的な日本人男性の感覚からすれば、間違いなく「デブ」の部類に当てはまるグラマラスな女性が多い。前出の調査対象は白人男性だけであるというから、日本人男性にとっての「デブ」とは少々認識が異なる可能性もある。

 もし、日本で本当に太めの女性に人気があるなら、AKB48をはじめとするアイドルグループの中に1人ぐらい“ぽっちゃり”の人気メンバーがいてもよさそうなものだ。顔の好みはともかく、48グループ全体で200人以上もメンバーがいて、全員スレンダーか平均的体型、いても「ちょいポチャ」程度なのは、ストレスの多い日本でもスタイルの良い女性が人気だという証拠なのかもしれない。
(文=上条泡介)

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