付き合う時は「好きなのはお前だけだ」と誓ったはずが、交際が長引いてマンネリ化するうちについつい浮気してしまった…という男性は多いはず。しかもみずから浮気しておきながら、やはり本当に好きなのは浮気相手よりも彼女であるため、浮気のせいで本命彼女と別れることをひどく後悔するという男性も少なくない。
では浮気をしなければいいじゃないか、と考えるかもしれないが、少なくとも筆者トビタにはそれは無理だ。どんなにかわいい彼女がいても、目の前で女性が脱ぎ出せば股間のミニトビタが起動するし、性欲を理性が抑え込むことはまずない。
だからこそ、彼女に浮気を疑われた際のかわし方が重要になる。いや、かわすだけではダメだ。むしろその疑惑を良い方向へ転化させる方法を構築したい。ということで、「浮気疑惑を良い方向へ転化させるワザ」を4つ挙げてみよう。
【1】いさぎよく浮気相手を捨てたフリをする
浮気疑惑を払しょくする際にもっとも大切なのは、“いさぎよく”浮気相手との関係を断ち切ることだ。たとえば彼女に「今すぐ浮気相手のアドレス消して」といわれても何度も抵抗し、やっとのことで連絡先を消すようではダメ。彼女の疑念は消えない。
そこで、10の損失を阻止するために、1の損失を自ら進んで行おう。たとえば、浮気相手とのメールのやり取りが見つかったら、問答無用でその女性の連絡先を自分から削除する。これだけで追及の勢いは一気に弱まるし、彼女からしても「浮気相手はその程度の存在だったのか」と、やや安心できる。なお、当然のことだが、このような事態に備えて、アドレスはパソコンなどにも二重に保存しておこう。
【2】全否定せず小さな肯定を心がける
言い逃れできない証拠(メール、目撃など)が出た場合、浮気疑惑を全否定せずに、必ずどこかであえて小さな肯定を作る。これも「10の損失を阻止するために1の損失を進んで行う」ことに通じるのだが、たとえば「どこまでしたの?」と彼女に聞かれた時、「何もしてないよ!」はNG。とはいえ「一晩に4回セックスした」と正直に自白するのももちろんダメ。そこは「キスしちゃったけど、それだけ」と言おう。この「キスしちゃった」の肯定部分を作ることで、実際はもっと高いラインを越えているのに、傷口はそこまで広がらなくなる。さらに、「キスしたけど何とか踏みとどまった」という主張を織り交ぜられれば完璧だ。
【3】あくまで「浮気相手だった」と強調する
2に引き続き、大切なのがこれ。彼女が心の奥底でこだわるのは、彼氏にとって自分と浮気相手のどちらが上なのか。もちろん「浮気であろうとなんであろうとダメ」という女性もいるが、しかし、「あくまで浮気相手より彼女の方が上」という順列をハッキリさせることで、彼女の優越感を満たす可能性もある。
とはいえ「俺の本命はお前なんだよ」と、いくら威勢よく言ったところで効果はない。かといって物的な証拠を作るのも難しい。それならば、浮気疑惑により彼女から相次いでくる追求の質問を逆に利用するしかない。たとえば「(浮気相手は)私たちが付き合ってること知ってるの?」と聞かれたら「知ってる。最初に今の彼女と別れるのは無理と言った」と答えるべきだし、「どのくらい会ってるの?」と聞かれたら「2カ月で2回だけ」と言う。そして「じゃあお詫びも兼ねて旅行しよう。前からお前と2人で○○に行きたいと思ってたんだ」と嘘をでっちあげる。前から旅行を考えていたことで、気持ちにブレがなかったことをアピールするのだ。
【4】「今日からリスタート」という形をとる
浮気してしまったことをある程度認めるのは前述の通り。その際、浮気した理由の中にわずかでも彼女に責任を感じさせるような要素を入れたい。たとえば「最近、会話が素っ気なかったから気持ちが冷めているのかと思った」あるいは「何となくギクシャクしている感じがした」と、こちらで勝手に「二人の関係が冷めていた」ことにしてしまう。彼女が「そんなことないよ!」と否定しても関係ない。二人の関係が冷めているかは感覚によるものだから、自分の主観で良いのだ。とにかく、彼女の態度の変化を感じていたために浮気したことにする。
その上で、浮気の結果「やっぱりお前が好きだ」という形をとるのだ。確かに浮気をした自分は最低だが、それにより改めて彼女への愛を感じたという形。そして執拗に「お願いだから、お前は浮気しないでほしい」と連呼しよう。浮気した男がそんな事を言う権利はないが、この発言が「改めて彼女を好きになった」という裏付けになる。そして「今日から改めて付き合ってほしい」と懇願しよう。極めてワガママな言動だが、強気に言いきることで、彼女が流される可能性もあるし、彼女の経験値が低ければ逆に2人の関係が盛り上がるかもしれない。
ということで、以上の4つを浮気対策として推奨したい。
(文=トビタシンイチ/「トビタシンイチのエロ探検記」)
トビタ・シンイチ
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。