13日深夜に放送された『そうだ旅(どっか)に行こう!』(テレビ東京系)に、よゐこの濱口優が出演した。キャイーンのウド鈴木、ずんの飯尾和樹とズッコケトリオを結成して、男3人での山形旅行に繰り出した濱口。目的地につけず米沢市内を右往左往する3人に、見所のないことを懸念したディレクターが恋愛談義を要求し、飯尾が「一年ほど前、女性に振られた」ことを告白。その理由を「あなたとは一緒に歩いていけないって言われた」と話すなど、笑いを誘っていた。そんなやり取りの中、濱口がぼそりと「(自分の場合は)みんな、いい女になって出て行く」と発言。意味深な濱口の発言に、飯尾もウドもディレクターも苦笑いを隠せなかった。
濱口といえば、これまでに、小倉優子や倉科カナといった有名女性タレントと浮名を流した芸人界のモテ男。憶測や推測報道も加えれば、内田有紀、上原さくら、本田みずほ、鈴木紗理奈といったそうそうたる顔ぶれとも深い関係になったことがあるのではないか、という。また、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で濱口と共演している加藤浩次によると、「世間に漏れていないけど、名前を聞いただけで引いてしまうような大物女優と交際していたことがある」という濱口。その相手が誰かは未だ明らかになっていないが、2011年11月に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、男性芸人が「もしも俺が女子だったら…」という前提で付き合いたい男性芸人を選ぶランキング企画でも1位に輝いたのが濱口だった。同性からもモテる濱口が、芸人界で随一のモテ男なのは間違いない。
そんな濱口が、今年の春に倉科と破局したという報道が流れた際には、ネット上でも大きな話題に。主な話題の中心は、「なぜモテるのか?」といった濱口の魅力を探るものが大半で、「金があるから」や「ちんこがでかいらしい」など勝手な推測によるコメントが散見。中には、「濱口の魅力がわからないやつは、そもそもモテない男」という声などもあり、濱口のモテ神話を語る濱口信者のような輩もちらほら見受けられる。しかし基本的には、濱口の、「女性に対するマメさ」や「優しさ」が語られ、「あれだけ気遣いができれば、女のほうから寄っていく」といった声が大方の意見のよう。また、その一方で「海に潜ってるとことか男らしい」や「濃い眉からは性的魅力を感じる」などといった女性目線から感じる濱口の“男”としての魅力も多く見られ、濱口のモテ具合はネットユーザーも認めるところのようだ。
特にネットユーザーたちが感心しているのは濱口の「さりげない優しさ」だ。たとえば、『めちゃイケ』出演時に、スカイツリーの被り物をした重盛さと美の頭をそっと支えてあげる素振りを見せた気遣いや、光浦靖子や大久保佳代子といった、いわゆるモテない女性の髪形や化粧の変化にも敏感なのがモテるのだろうと指摘。しかもそういうことが自然にできるのが、濱口のモテる秘訣だと話している。
とはいえ、現在の濱口は本人曰く「フリー」の状態で、これまで付き合ってきた女性にはことごとく逃げられてきたと語る。それも、冒頭で記したとおり、「みんな、いい女になって」濱口の元を去るというのだ。濱口のこの言葉を鵜呑みにすれば、濱口はモテるうえにアゲチンだが、実は「フラれやすい男」といえる。
やはり、優しすぎたり、マメ過ぎたりする男というのは、長く付き合っていく上で女性にとって少し物足りなくなるのかもしれない。時には強引に接し、少しほっとくくらいの方が女性にとっては刺激的になることもあるということか。女性というのは、なんとも厄介な生き物なのだろう。
しかし、これだけモテてきた濱口のことだから、どうせまた次があると思っている節があるのかもしれない。そしてそのモテ男ならではの余裕が、若く可愛い女性に対しても固執しない態度を生み、それがゆえにモテるというわけだ。しかしやがてその余裕は女性に倦怠感をもたらし、濱口への不満にもなるのだろう。まさにモテる男のつらいところ、というやつだろうか。とはいえ、最終的には振られるとしても、とりあえずアイドルや女優と関係を持ててしまう濱口はなんとも羨ましい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)