過剰ストーカーに怯えるAKB48「握手会の後、鬼の形相で手をゴシゴシ」する場面も

※イメージ画像:マリコ様も困ってる?(C)AKS

 大規模な握手会を開催することで「会いに行けるアイドル」として人気の基盤を築いたAKB48だが、気軽に会えることで“勘違い”するファンも増えてきた。恋人気取りで彼女たちへの溢れんばかりの愛をネット上に吐露する輩も目立つ。

 最近では、チームB北原里英(21)の男性ファンが匿名掲示板に書き込んだ内容が、「完全に彼氏気取り」と話題になった。彼は握手会で北原と「髪型のことでケンカしちゃった」と言い、「俺の悪いところは、完全にりえちゃんを自分のものと思っちゃってるところかな。他でりえちゃんを評価する声が多くなると何か苦しいんだ」と苦悩。一日に8万人もの来場を誇るAKB握手会で、人気メンバーは数千人との握手をこなす。ファンがどんなに頑張って印象に残る言葉を言ったとしても、アイドル側の記憶に残ることはほとんどなさそうだが……。


 もちろん彼はほんの一例で、メンバーに思いを募らせて恋心をこじらせてしまうファンがいることは、同じCDを数百枚も購入するファンが少なくないことからもわかる。HKT48に移籍した指原莉乃(19)のブログにも、過去の熱愛発覚について咎めるどころか「俺らが血小板となってさっしーの傷埋めるから!」と熱いコメントが寄せられた一方で、「処女と信じて自分も童貞を守ってきたのに裏切られた!! 訴えてやる!」と息巻くファンもいた。

 また、最年長メンバーの篠田麻里子にも「しつこいストーカーがいる」と話題である。TwitterおよびGoogle+での篠田の投稿に、一方的かつ意味不明なコメントを連投し、彼女から返信がないにもかかわらず毎日のように突っかかっている。たとえば、篠田の「もうすぐ写真集が発売される」という投稿に対して、「麻里子様ごめんCMの話僕にはオファーが来てないんだけれどだまされてない? あと麻里子様と連絡がとれない(何故?)」「もうこの企画は使われてしまうので 2人で目標にしていたものが一つなくなっちゃうね」などとコメント。さらに篠田のことを「ベストパートナーで一生一緒にいたい人」とし、「本当に結婚考えてくれてるよね? だから会いにきてくれてるんだよね?」とまで……。

「妄想もここまで来ると圧倒されますね。この迷惑ファンは、チーム4の田野優花(15)にもGoogle+で絡んでいて、『田野が特定のヲタと個人的にメールしている』という誤解を生みました。こういった思い込みの激しいファンは、ネット上で妄想をバラまくだけならまだしも、握手会で実際に接触することがあるわけですから、メンバーも怯えていますよ」(AKB48関係者)

 AKBの握手会では、ファンがメンバーに暴言を吐いて問題とされたことが過去にもあり、個々のブースに警備員を配置して警戒しているものの、アクシデントは防げない状況だ。

「もちろんほとんどのファンは普通の人で、『頑張ってください』とか応援の言葉をくださいますが、やはり中には勘違いして“オレ様”態度で触れてきたり、メンバーを“オレの女”扱いした態度をとる人もいます。先日の握手会では、よほどキモチ悪いファンに当たったのか、休憩時間になるや否やバックヤードに駆け込んできたメンバーのSが、鬼の形相で手をゴシゴシ洗浄している場面に遭遇してかわいそうになりました」(前同)

 「会いに行けるアイドル」という形式が普及し、ほとんどのグループアイドルがCD発売と同時に握手会を開催するようになった昨今、こうした弊害はどこの現場でも起こっていることだろう。14日にはももいろクローバーZがライブ会場でファンに揉みくちゃにされ、メンバーの一人は乳房を揉まれるという痴漢被害に遭う事件も起きている。これも調子に乗ったファンが、アイドルとの距離を正しく取れなくなっていることの表れだ。常識をわきまえないファンにも「大好きだよ、いつもありがとう」と笑顔で接し、「彼氏なんていません!」と処女アピールをする……アイドルとはこれほど過酷な職業だっただろうか。

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