カトパンこと加藤綾子(27)を筆頭に、美貌の女子アナがひしめくフジテレビ。ただ、先日もお伝えしたように、才能や容姿の良し悪しではなく「コネ入社」したアナウンサーも少なくない。今年入社した久代萌美アナ(22)は某有名企業の社長令嬢、証券会社の会長兼社長令嬢で、県知事や防衛庁長官を親戚に持ち、女子アナ界イチの血統を誇る斉藤舞子アナ(31)もコネ入社組と言われている。だがもっとも有名なのは、やはり高橋英樹(68)の一人娘、高橋真麻(30)だろう。
華やかな容姿の面々が揃うアナウンス部において、異質な雰囲気の真麻は、入社後しばらく活躍の場を持てずにいたが、「歌うま女子アナ」として頭角を現してからは“箱入り娘”特有のギャグセンスが開眼。今ではバラエティー番組に引っ張りだこだ。ところが、彼女自身はこの扱いに不満を募らせているという。昨年、初ロマンスが報じられるとともに寿退社もささやかれたが、「どうやら破談になったようです」とは局関係者の弁。それと同時に、彼女が局を退社し、独立したがっているというウワサが年明けから浮上していた。
「寿退社をあきらめた彼女は、アナウンサーを辞めてタレントとして独立したいと考えだしたのです。お笑いの道に行くか、歌手活動を本格化させるか、迷っていたようですけど」(局関係者)
女子アナという立場にありながらボケ要員として扱われることに、いい加減我慢ならなくなったという真麻。しかし今の彼女は「女子アナなのに面白い」ことが評価されているのであって、その看板を外してしまえば、「ただの二世タレント」になりかねない。それどころか、今以上に過酷な汚れ仕事も回ってくる可能性がある。
「数カ月前に彼女が退社を直訴した際、局の上層部もそう言って説得しました。4月からは新情報番組『知りたがり!』のワンコーナーを担当させるなど、配慮もしています。とはいえ、相変わらずバラエティー番組での起用が多く、情報番組でもパンダの被り物を被せてレポートさせるなど、たいして扱いは変わっていないのですが……」(前同)
彼女は今年もフジの夏休みイベント「お台場合衆国」で連日美声を披露するという。その記者会見では七夕の短冊に「持ち歌か、持ちギャグが欲しい」と書き、いまだに独立を示唆するアピールを続けている。また、彼女が退社を希望するのにはもうひとつ大きな理由があったという。
「今、アナウンス室は彼女が独立を希望するのも当然、といえるような悪い空気が漂っていますよ。高島彩が抜けて、中野美奈子も退社してしまった今、アクの強い女性陣をまとめるリーダー不在の状況。特に人気ナンバーワン女子アナに成り上がったカトパンに対して、平井理央(29)と生野陽子(28)の二人が風当りを強めていて、カトパンが孤立化しています。真麻だけじゃなく、他の女子アナも現状のアナウンス室には嫌気がさしているのでは」(前同)
現在、フジはかつてテレビ王として君臨した面影もないほど各時間帯で視聴率に苦戦しているが、その余波がアナウンス室にも響いているのだろうか。あまりに険悪な雰囲気が続けば、女子アナの離脱が相次ぎ「戦力不足」となってしまった日テレの二の舞にもなりかねない。真麻の「持ち歌」も聴いてみたいところだが、もう少し古巣の局アナとして持ちこたえてほしいものだ。