■「PPCC」でメジャー・デビュー
──運命を受け入れるスキルって大事ですよね。さて、いよいよ7月18日に「PPCC」でエイベックスからデビューするわけですが、プーはブログで、ビデオ・クリップの戦闘シーンが現状とリンクしてるって書いてましたよね。
プー 「なんかBiSっていっつも戦ってる感じがするじゃないですか。でも相手が何かわからないんですよ」
──ヲタと?
プー 「それもありますし、エイベックスに行ったらもしかしたらエイベックスとも戦うかもしれないし。いろんな意味で恐い。いつ解散するとか明確に考えてるわけじゃないんですけど、その匂いがプンプンするじゃないですか。なんか刹那的みたいな。『30歳になっても仲良くやろうね』ってグループには見えないじゃないですか」
──カップリングでは、エイベックスの先輩のtrfをカヴァーした「survival dAnce ~no no cry more~」が強烈ですね。ユフちゃんのアヘ声から始まるし。
ユッフィー 「あれ私じゃないですよ、プー・ルイさんですよ!」
プー 「いえーい、だまされたー! 処女なりにがんばってみました」
──処女アピールにドン引きしはじめました。シャウトの部分は?
ユッフィー 「デスボイスはのぞしゃんが一番上手ですね」
のぞしゃん 「指導していただきながら。マイクのおかげもたぶんありますね。たまに松隈さん(松隈ケンタ、BiSのサウンドプロデューサー)が声を重ねることもあります」
──やはりカップリングの「歩行者天国の雑踏で叫んでみたかったんだ」はワッキー単独で作詞をしていますが経験はあったんですか?
ワッキー 「ないです、お母さんと一緒に作りました」
──なんでいきなりワッキーがそんな大役を任されてるんですか?
プー 「うちらの歌詞は奪い合いなんですよ」
ユッフィー 「それぞれが出した歌詞を渡辺さんが選ぶんです」
──先輩や同期のミッチェルを出し抜いて選ばれた時の感想っていかがでしたか?
ワッキー 「嬉しいけど、自信がなかったからあんまり意味がわからなかった」
──ミッチェルは同期が作詞を先にして焦ったりしません?
ミッチェル 「ちゃんと歌詞を提出しなくちゃ……」
──出してなかったんですか!?
プー 「任意なんで」
──のぞしゃんのソロ連載の「悩めるアイドル・ヒラノノゾミ(BiS)人生相談に行く」(http://www.cinra.net/column/bis.php)で、渡辺さんがのぞしゃんはアウトプットしてくれないって言ってましたが、歌詞を提出してないですか?
のぞしゃん 「そうですね、最近は放棄してます。できないんで」
──とはいえエイベックスに入ったら、SUPER☆GiRLSや東京女子流、さらにSKE48までいるじゃないですか。比べられるのが恐くないですか?
プー 「BiSが一番かわいい!」
──はい、もういいです。のぞしゃんは?
のぞしゃん 「SKE48、大好きなんでどうしましょう……。ごまたん(小木曽汐莉)としゃわこ(秦佐和子)が大好きなんです。しゃわこは挙動不審なところにすごく親近感を覚えました」
ミッチェル 「今気づきました、『そっか比べられるのか』と思って」
──ミッチェルは本当に肝が据わってるのか、こういうキャラを狙っているのか、謎ですよね。
ミッチェル 「やばいですね。『東京女子流と同じステージに立つな』って言われそう。でもそこは我慢していただいて、ちょっと待ってもらえればすぐたぶん終わるんで……」
ワッキー 「比べられる……」
──ワッキーがすごく小声になってますね。
ワッキー 「頭の中が真っ白ですね。ひとつひとつの出来事に、自分の中での衝撃がでかすぎて、CDが出るので『わーっ!』てなって、今は驚くだけです」
──ミッチェルもワッキーも大学生で、いきなり生活がBiS中心の生活に変わっちゃったけど大丈夫なんですか?
ミッチェル 「楽しいですよ」
──でもクラブ遊びとかできなくなるでしょ?
ミッチェル 「そうなんですよね。でも、ひょいひょいとうまくすりぬけようと」
──たいしたタマですね!
ミッチェル 「でも今までも別にバイトしかしてないクズみたいな生活だったんで、それがBiSに変わってよけい楽しくなったかなって思いますね」
──正直なところ、稼働時間を時間で割った場合、どっちのほうが金額的にいいですか?
ミッチェル 「全然バイトのほうがいいですね……」
──そうすると、BiSを今続けていくモチベーションはどこからきてますか?
ミッチェル 「楽しいからですね。今ホント初めてのことだらけで全部新鮮で面白いです。可愛い女の子にも会えるし」
ワッキー 「私も大学に行くくらいで、何もしてなかったんで。遠征も大好きで、皆で行くのが楽しいです」