「性差」という言葉をご存知だろうか? オトコとオンナの、性別的な違いのことである。「オトコには股間に突起物が付いていて、オンナにはおっぱいがあって……」などの肉体的な相違点だけでなく、ものの考え方や価値観などの違いも含む。
そう、オトコとオンナには性差があるのだから、お互いを理解できないのは、ある意味当たり前のことである。しかし、理解できないのが当たり前とはいえ、「それにしてもオンナとは怖いものだ」と思うこともあるだろう。代表的なのが、「女の勘」。古くから、「女の勘は鋭い」という。「いったい何を根拠に?」とツッコミたくなるが、全く根拠のない俗説というわけでもないようだ。
今でこそ、「イクメン」という言葉に代表されるように、男性も子育てに参加する時代になったが、大昔は、男性の担当は外に出て狩りをすること、女性の担当は家で子どもを育てることだった。子どもは、まだ言葉を話せない赤ん坊のうちは、「泣く」ということで感情を表現する。女性は、泣いている赤ん坊を見て、おっぱいが欲しいのか、オムツを替えてほしいのか、泣き方だけで読み取るしかない。そのため、「勘」が発達し、その大昔の祖先たちのDNAが、現代女性にも伝わっているという説もあるのだ。
だいぶ壮大な話になってしまったが、要するに「女の勘」をかわすのは、相当ハードルが高いということである。例えば浮気に関して。「女の勘」という言葉の登場する頻度が高いのが、浮気を疑う場面である。
多いのが、「石けんの匂い」。既婚者や同棲中の男性が、一番気を付けなければならない部分である。仕事帰りに浮気相手やセフレとラブホで一発、もしくは風俗店で遊んだ帰り。無香料の石けんだったハズなのに、「どこかに寄ってきたの?」と追及され、しどろもどろになることもあるだろう。
オンナたちが、「匂い」を「女の勘」とするならば、男性側も「匂い」を有効活用することは出来ないだろうか? さて、何に有効活用するかという点だが、「古女房の浮気を疑ってもしゃーない」という人も多いだろう。では、「カンタンに股を開くオンナ」を見極めることに応用してみよう。この場合、石けんではなく香水がポイントとなる。
香水は、好き嫌いがはっきり分かれるアイテムの一つ。「どぎつい香りに色気を感じる」という男性もいれば、「微香ならOK」さらには、「人工的な香りには萎える」という声も。
不特定多数に股を開く女性たちは、男性の中には香水を嫌う者もいるということをわかっているので、元から香水をつけないというタイプが多い。即ハメ希望者は、香水も要チェックポイントである。
次に、「目が怪しい」という「女の勘」。「目」も、「匂い」と同様に、カンタンに股を開く女を見分けることに応用してみよう。ポイントは、飲み屋。目を合わせるのが苦手だから、テーブル席よりもカウンター席がいいという女性は、ヤレる確率が高い。というのも、本当に目を合わせるのが苦手なのかもしれないが、それよりも、距離感の近いカウンター席を利用して、セックスに持ち込みたがっている可能性が高いのだ。「好意を持っている男性の側にいたい」という無意識の心理で、カウンター席を選んでいるのだろう。
ほか、持ち物チェックで浮気を見破る「女の勘」もある。「そんなライター、持っていたっけ?」など、男性が身に着けているものを目ざとくチェックし、そこから「誰かにプレゼントされたんでしょ?」と追及してくるタイプだ。
同じように、持ち物も、カンタンに股を開く女を見分ける目安になる。これは、「何を持っている女がヤレるのか?」というよりも、基本的に持ち物が少ないことが重要である。持ち物の少なさは、「いつでもお泊りOK」という、フットワークの軽さを意味しているのだ。「化粧品など、女性の持ち物は多くなるのが普通なのではないか?」という疑問も生じるが、彼女たちは「化粧が落ちても、ま、いっか」というスタンスなので、セックスに関しても、「ま、いっか」というノリで応じるタイプが多いのだ。「急なお泊り」という点では、置き忘れがないように高価なアクセサリーは着けていなかったり、耳舐めプレイに備えているのか、ピアスをしていないことも多いようだ。
妻やカノジョに「女の勘は鋭いのよ」と、しょっちゅう浮気を疑われ、へきえきしているという人は、それを逆手にとって、カンタンに股を開く女を見分けることに応用してみては如何だろうか?
(文=菊池 美佳子)