河本生活保護騒動の余波でブラマヨ吉田も炎上!!


※イメージ画像:『ブラックマヨネーズ吉田敬のぶつぶつ』ワニブックス

 会見終了から数日経ったにもかかわらず未だ収まる気配が見えぬ、河本準一の親族生活保護受給問題。ツイッターや掲示板サイトでは、一部のネチズンたちによる暴走が目に余る事態となっている。
 
 ターゲットは河本やその親族に留まらず、河本を擁護した芸能人や、河本追及の急先鋒である国会議員に対し否定的な意見を述べた文化人などにも及んでいる。相手を叩くためならば、発言を捻じ曲げたり、差別的な罵倒や事実無根の名誉棄損も辞さない輩が跋扈しており、もはや不正追及という正義の仮面をかぶった魔女狩り・異端審問の様相を呈してきている。


 そんな中、炎上騒ぎになってしまったのが、河本とはNSCで同期であるブラックマヨネーズの吉田敬。特に目立って河本擁護の発言は行っていなかったものの、27日の早朝に「勧善懲悪。俺は嫌い。いじめられてる奴の話を少しは聞けよ」という、解釈の仕方しだいでは旧友を気遣っているようにも見えるツイートを発した。
 
 それに対し匿名の人物が「カスがいきがんな。河本が奪い続けた一億円のせいで命奪われた人もおんねん。こういう人見てもそういうこと言えるんか」というリプライを、後述の画像添付で飛ばした。それに激昂した吉田が「このての人って、なぜこんな物言いしかできひんのやろ。でもおかげで普通の人に感謝できる。ありがとう、食物連鎖の一番下の人♪頑張れよ、食物連鎖の一番下の人!」と返信したことが炎上の火種に。
 
 先ほどの匿名ツイートには、生活保護を打ち切られ餓死した男性の写真が添付されていたことから、吉田が餓死者を食物連鎖の一番下の人と揶揄したとする、歪な解釈がネット上で拡散される事態となってしまったのだ。
 
 吉田に対し「鬼畜」「引退させろ」「ヨシモトって最低な人間の集まりなんだな、と思った」などの的外れな非難が殺到。さらには吉田がCM出演する企業に対しての抗議活動を煽る者まで出現する異様な事態に発展。
 
 しかし吉田が指摘する「このての人」とは初対面の人間を“カス”呼ばわりする礼儀知らずである。吉田が餓死者を冒とくする意図などないのは明らかである。失礼極まりない文章に死者の写真を添えた人間こそが、鬼畜ではないだろうか。

 仮に莫大な金額を河本ファミリーが不正受給していたにせよ、餓死者の写真とは無関係。当然ながら河本家が受けた生活保護は、不正かどうかはさておき、餓死者から毟り取ったわけではない。

 むしろ不正受給を防ごうとするあまり審査が厳密になったり、生活保護を受け取ることを恥かしいこととするコンセンサスが広がることこそ、さらなる餓死者を生みかねないのだ。事実6年前に北九州市が3名の餓死者を出したのは、それまで不正受給が蔓延していたため、行政側が必要以上の引き締めを行なったことで起こった悲劇である。

 その後吉田は「いきなりカス呼ばわりしてくる無礼な人間にいかつい一言で返す事は、俺は悪いと思わない。同じ土俵でやり合うなと言われても、同じ人間だから。でも返しにしても強い言葉すぎた。見た他の人にまで強い不快感を与えてしまう程…。気付けなかった。申し訳ありませんでした」と謝罪。

 すでに麻木久仁子やオリエンタルラジオ藤森慎吾などもツイッターで河本騒動について発言し、炎上している。デリケートな問題なだけに、議論する際には冷静さを心がけ、言葉を選んだほうが無難なようだ。
(文=ピーピング・トム・ソーヤ)

『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』 著:門倉 貴史

 
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