Twitterやコメント欄を開放しているブログの普及で、一般人のファンが芸能人とやりとりできる機会は飛躍的に増えた。また、AKB48をはじめとするアイドルたちは、握手会などの現場でファンとかなり近い距離に立つことも少なくない。だがそのぶん、迷惑行為に及んでしまうファンも増加傾向にあるのかもしれない。
元モーニング娘。の久住小春(19)が、14日、ブログでこんな「お願い」をしている。
Blogに異常なほど意味わからないことをコメントしてきたり、なうしてきたり、自分のBlogで私のことで嘘のことを書いてる方がいるみたいです。
迷惑なのでやめてください(>_<)
のみならず、イベントなどの現場で、「異常なほど叫んだり、人が困るくらいひたすら話しかけたり」する輩もいるようで、
人としてマナー守れない方は引いてしまいます。
たとえファンであっても。。。
と、久住は困惑を隠さない。簡潔な文章だが、スタッフからの「注意」ではなく、本人からのメッセージであるだけに、「引く」とまで言われたファンはショックだろう。これを機に、態度を改めてほしいものである。久住は先日もTwitter上でなりすましの被害にあい、「あれは小春ではありませんよ~」とブログで否定していた。
AKB48の秋元才加も、昨年9月にブログを通して一部ファンに苦言を呈している。秋元は握手会について「私達は沢山の皆さんと出会いたいし、楽しく握手をしたい」としたうえで、次のように記した。
だから来てくれるファンの皆にも言葉やマナーを気をつけて欲しい。アイドルだけど人間だから。何でも有りな訳じゃないよ? 何でも笑顔で許せる訳じゃないよ? 人と人の交流は気持ちだよね? それをもう一回考えて欲しいし、さやかも考えるね。
AKB運営側も「イベントに参加した人がメンバーに酷いことを言ったり、馬鹿にしたり、おもちゃのゴキブリを持って脅かしたりするという事を聞きます」と問題を指摘。いくら好きなアイドルの印象に残りたいからといって、迷惑行為をして「顔を覚えてもらう」のはマイナスでしかない。たとえば久住の言う「異常なほど叫んだり」するファンは、「大切なファン」ではなく「迷惑な人」として認識されていることになるわけだ。あまりに嫌われれば「出禁処分」をくらうこともありえるが、ひとつの現場で出禁になっても、別の現場に出没しまた迷惑行為を繰り返す、というアイドルファンもいるようだ。
今は小中学生のアイドルも多く、幼くか弱そうな彼女たちに接してつい態度が大きくなってしまったり、アイドルを「育てる」という意識が強くなるあまり、上から目線になってしまうこともあるだろう。だがファンとアイドルの関係は決して対等ではないし、お友達でもない。迷惑行為に及ぶファンたちには、ハシャギすぎて可愛いアイドルに「引かれている」ことの虚しさを、冷静になって考えてみてほしいものである。
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