プロレスか、シュートか? ももクロの失礼な態度に賛否両論

※イメージ画像:『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
ももいろクローバーZ/キングレコード

 5人組の人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(通称ももクロ)が、ラジオ番組で評論家の山田五郎(53)を激怒させたと話題になっている。

 今月21日、山田と中川翔子(26)がMCを務めるFM番組『東京REMIX族』(J-WAVE)に、ももクロがゲスト出演。別録りのゲストへのインタビューを放送し、その後にMCの二人がコメントするという流れのコーナーだっだが、ここで問題発言が飛び出した。

 ニッチなグルメとして「芋けんぴ」を紹介したももクロは、MC二人へのメッセージを求められると、以下のように発言した。

「大変失礼ながら、山田五郎さんのことはちょっとどんなイメージというのは、分からないんですが…。すみません、存じ上げておりません。ですが、中川翔子さんのイメージは『グワシ』(※ももクロと中川がファンである楳図かずおのマンガ『まことちゃん』のギャグ)ってイメージです。ぜひ、中川翔子さんとは語り合いたいです」

 ももクロの曲が流れた後、スタジオの山田は溜め息混じりに「翔子ちゃん任せた」とコメントを放棄。ももクロファンの母を持つ中川が彼女たちの魅力を説明したが、山田は怒りを隠せずに「知らないよ!」と発言した。さらに、中川から「どうですか、五郎さん」と振られると、「今週のゲストはももいろクローバーZでした!」とコーナーを強制終了させた。スタジオには、ももクロが紹介した芋けんぴが用意されていたが、全く触れられずに終わった。

 これに対し、ネット上は以下のような賛否両論が巻き起こった。

「キレるまではいってないが、完全に怒ってるな」
「ゲスト出演しておいて、司会の人間を知らないって失礼すぎだろ」
「小娘に誰?って言われた山田が可哀想すぎる」
「ももクロはプロレスをしただけ。山田の受けが下手だった」
「わざとだとしても、不発だったら失礼になる。ももクロのプロレスも下手」

 ももクロはプロレスのエッセンスを取り入れたアイドルグループとして知られ、番組を盛り上げるために、わざと失礼な発言をした可能性もある。先日、AKB48の指原莉乃(19)が自身のプロデュースするアイドルイベントへの出演オファーのため、ももクロのライブに乱入した際も、高城れに(18)が「指原、いい根性してんじゃねえか。 ここで1回歌ったら考えてやってもいいぞ!」と挑発。指原が歌い終わると、百田夏菜子(17)が出演快諾の代わりに「いいか指原、首洗って待っとけー!」と絶叫した。

 もちろん、これは互いの了解があっての“プロレス”。レスラー同士の抗争のようなスタイルで盛り上げるのが、彼女たちの持ち味の一つだ。しかし、ラジオでの発言は山田の了解があったとは考えにくい。マネジャーや事務所の人間が止めなかったことを考えても、ももクロの発言はプロレスであった可能性は高いが、山田にとってはシュート発言に感じられたのだろう。そうなってしまえば、単なる失礼な発言でしかなくなる。

 AKBに迫る勢いでアイドル街道をバク進するももクロだが、メジャーの舞台に進出した彼女たちにとって一つの課題が浮き彫りになったといえるだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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今年は紅白確定かな…


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