一昨年の”泥酔殴打事件”が過去のことになったかのように、舞台出演にいそしんでいる歌舞伎俳優の市川海老蔵(34)。昨年7月に舞台復帰し、現在は中村勘太郎改め六代目中村勘九郎の襲名披露興行に出演中、6月に9代目市川中車を襲名する香川照之(46)の襲名披露にも出演する。
だが、そんな彼と妻・小林麻央(29)に緊張が走っていると夕刊紙「日刊ゲンダイ」が報じている。
同紙によると、殴打事件の犯人として昨年3月14日に懲役1年4月の実刑判決を受けて服役中の伊藤リオン受刑者(28)が、近々シャバに戻ってくるというのだ。
「未決拘留期間を差し引いた満期出所は今年7月でしたが、刑務所内での真面目な態度が評価され、仮出所が認められたようですね。今週中にもリオンは塀の外に出られるそうです。彼と親交の深い関東連合の元リーダー・石元太一がブログで、リオンとおそろいでスニーカーを買ったと記述していますが、出所祝いの一つでしょう」(週刊誌記者)
示談が成立しながらも起訴され、実刑まで食らわせられたリオンは、今も海老蔵に激怒していると伝えられている。直接的な”お礼参り”はないだろうが、それ以上の報復を考えているかもしれない。
その一つとして、事件の真相をメディアでぶちまけるのではないかと推測されている。
騒動の鍵を握っていた石元は、写真週刊誌「フライデー」(講談社)で真相を告白している。そのインタビューによると「泥酔した海老蔵が”灰皿テキーラ”を強引に勧めてきたが、リオンらはテーブルの下に隠すなどして冷静に対応」「帰ろうとする石元に海老蔵が頭突きをした」「激怒したリオンが殴りかかり、海老蔵も蹴りで応戦」「リオンにボコボコにされた海老蔵が『痛いよ~』『血が出てるよ~』と泣きそうな声で叫び、最後には土下座した」とされ、暴行事件は海老蔵自身が招いたことだと主張している。
「自分の狼藉を棚に上げて一貫して被害者として振る舞った海老蔵には、石元もリオンも激怒している。事件の真相と海老蔵のデタラメぶりを暴露したくて仕方ないでしょう。リオンに真相を聞こうと既にマスコミ各社が交渉していますから、彼の口からトンデモない暴露話が飛び出す可能性はある。それだけでなく、石元のようにブログなどで独自に事件に対する主張を展開することもあり得ます」(前同)
現在は態度だけでも芸に邁進しているように見せている海老蔵にとっては、風化しかけていた事件を蒸し返されるだけでもダメージが大きいだろう。海老蔵は自業自得といえるが、可哀想なのは昨年長女を出産したばかりの妻の麻央。休む間もなく”跡継ぎ”の誕生を期待されているだけに、いつまでも夫が起こした事件で頭を悩ませ続けなくてはならないとは同情したくなる。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
とりとめてよかったですね!