イメージアップ狙い? 美元の”離婚騒動”メディア戦略はそろそろ潮時か

※イメージ画像:美元公式サイトより

 未だ収束する気配のない、俳優・高嶋政伸とモデル・美元の”泥沼”離婚劇。約2年間という短い結婚生活が破綻したのち、離婚調停が合意に至らず昨年2月に裁判へと発展し、1年が過ぎた。そんな中、かねてより報じられていた”高嶋によるDV”の証拠ともいえる音声データ流出とその内容について「女性セブン」2012年3月29日・4月5日号(小学館)が改めて報じている。

 音声データの一部が動画共有サイト「YouTube」にアップされ、騒動となったのは3月上旬。酔っぱらっていると思われる男性が「バカ女が!」「もう結婚生活続けたくねえんだよ」など罵る場面から始まり、もみ合うような音や、顔を叩くような音、男性が激昂して暴力を振るっていると推察される様子も収められている。これは昨年報じられた”高嶋によるDV”の詳細とほぼ内容が一致し、本物と見られている。

 「女性セブン」によれば、このDVシーンが繰り広げられたのは、つまり録音されたのは、2010年5月17日。夜12時過ぎに帰宅した高嶋へ、結婚してからまともに生活費をもらっていなかったことについて話しだした美元との会話だとされている。また夫妻の知人によれば、結婚生活が始まってから約1年間、美元は高嶋から生活費をもらったことがなく、自分の貯金を切り崩して生活費に充てていたという。将来子供を産むことなどを考え、高嶋に掛け合いようやく生活費を出してもらえるようになったものの、実は高嶋はその決定に納得していなかったというのである。

 ところで、この報道を見てみると、音声データが録音された詳細な日時、そして時間帯が報じられている。また、録音までの会話の流れについても当事者でなければ知り得ない内容が多く見られる。

「これだけでなく、夫婦の金銭を巡る状況など、内容的に見て高嶋のイメージが悪くなるような内容ですから、おそらく記事のネタ元は美元サイドでしょう。音声データも敢えて流出させたと見る向きが強いですね。離婚訴訟が明らかになった当初は、美元の”銭ゲバ”ぶりや”家事放棄”といったマイナスのエピソードが報じられていたので、慌てて高嶋のネガティブキャンペーンを張っているのでは」(芸能ライター)

 美元は離婚騒動が明るみになると、関係修復を望むようなコメントをブログに掲載した。また音声データ流出前の1月22日に「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、この離婚騒動について言及している。「慰謝料の話とか、まったく出ていないので驚いた」と、慰謝料については求めていないことを明言し「一番やりたいのは女優の仕事」と、将来の芸能活動についての豊富も語った。

「高嶋よりは美元のメディア戦略が一枚上手だったのでしょう。今や高嶋は”DVケチ夫”というイメージが定着しつつあり、仮に今回の騒動が一段落してもマイナスイメージはつきまとい、今後の仕事に影響が及ぶ可能性がある。一方、美元も、結婚報道時ののちはメディアの露出は少なめだったものの、今回の離婚騒動をきっかけとして露出が増えています。ヘタすると結婚当初よりも、名前と顔がお茶の間に認知されたのではないでしょうか。そもそも知名度の低かった美元は少なくとも、認知されたことがプラスとなる。もはや結婚を含めた今回の離婚劇が美元による壮大なプロモーションだったのではないかとすら感じます……」(同)

 しかし美元の露出や、離婚についてのコメント、おそらく美元サイドからと思われる音声データ流出などで、ネット上では美元に対してのネガティブな意見も増えているようだ。「録音しようとするタイミングがまた……最悪の女」「年50万でも多いわ」などの声のほか「美元の言い分ばかりがリークされてて気持ち悪い」とする、リークを強く疑う声まで見られる。メディアを利用した互いのイメージダウン合戦は、やりすぎると自身のイメージもダウンさせることとなる。お互いの傷がこれ以上深くならないうちに、手打ちとするのが賢明なのかもしれない。
(文=近藤チカゲ)

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