AKB48握手会でまたトラブル! ”会いに行けるアイドル”はすでに限界か

※イメージ画像:『AKB48 紅白対抗歌合戦』/AKS

 3月3日と4日に西武ドームで開催されたAKB48の握手会において、メンバーの峯岸みなみがファンに殴られて血まみれになっているという噂がネット上を駆け巡り、一時騒然となった。発端は4日午後、大型掲示板に書き込まれたこの情報だ。

「今11レーンでメンバー殴った奴がいた(略)俺は10レーン行ってたから誰殴ったのかは知らんけど結構緊迫した感じ」

 すぐさま「河西智美・倉持明日香・高城亜樹・峯岸みなみ さて、誰が殴られた?」と11レーンに並んでいるメンバー名が書き込まれ、続けざまに「峯岸、流血して治療室に行った」として、殴られたのは峯岸という情報が拡散。瞬く間に”峯岸が握手会でファンに殴られた”という情報が広まったが、同日、AKB劇場支配人・戸賀崎氏がこれについてgoogle+上でコメントした。

「皆様より11番レーンで何が起きたのか?ご心配を頂いております。内容をご報告致しますと、ある人がスタッフに対して乱暴な言動を働き、それを見た河西と高城が驚いて泣いたというのが事の顛末です。今現在は、いつも通り元気になっておりまので、ご安心ください!」

 投稿には笑顔の11番レーンメンバー4名の写真も添えられていた。また峯岸も同日、google+上に「事実とは異なる噂で心配をかけてしまっていますが、私は大丈夫です(^^)」と投稿。主催者側が情報を流したことで「安心した」とコメントする者も見られるが、一方で巨大掲示板では「もみ消しキターー!!!!」「はっきりと”暴行”とは明かせるわけがない」と、実際は暴行があったにも関わらず主催者側がそれを隠蔽していると疑っている者も多数いたようだ。

 いずれにしても、メンバー2名が泣いてしまったというのであるから、流血騒ぎとまではいかずとも、何かしらの事件が起こった事は確かだろう。

 最近では、AKB48が握手会を開催するたびに、この手のトラブルが報じられている。最近でも、1月8日に幕張メッセで行われた握手会において、チームB・佐藤亜美菜がファンから嫌がらせを受けているとネット上で情報が駆け巡り、当の佐藤もgoogle+やブログでファンとの何らかのトラブルがあったことを匂わせていた。また一部メンバーがバラエティ番組で、握手会におけるファンからのセクハラ行為を告白したことで物議を醸した事も。握手の際にメンバーが傷つくような言葉をかける、セクハラと受け取られかねない言葉を発するなどの情報もある。もちろん、大多数のファンはマナーを守りつつ、メンバーを応援する気持ちで握手会に参加しているはずであり、このようなトラブルはごく一部のファンによって引き起こされたものであろう。

「”会いに行けるアイドル”これがAKB48のキャッチフレーズでしたが、最近はメンバーもこの言葉を使わなくなりました。もはやシングルリリースがミリオンを突破することが珍しくなくなったAKB48は、ファンが増えすぎて、正直なところ、もはや気楽に”会いに行けるアイドル”という訳にはいかなくなってしまいました。昨夏、東京・渋谷のライブハウスで放火未遂事件が起きましたが、裁判で被告は”世間で有名になりたい”と動機を明かしています。そのライブハウスを狙ったのも、同じ誕生日の女性歌手がそこで初めてライブをやったから、という思いつきにも近い理由からです。AKB48の握手会において、このような輩が現れないとも限りません。握手会に代わるファンとの交流の場を設けることが必要になってきたのではないでしょうか」(芸能ライター)

 これまでのような暴言、暴行ではすまない大きなトラブルが発生した場合、何万人規模ともいえるファンが一堂に集まる会場で、混乱をおさめることができるのか。また、被害者を最小限に食い止める事ができるのか。運営サイドは今一度、国民的アイドルグループの位置にのぼりつめた現在のAKB48の存在感、ファンの規模を見直し、ファンとの交流方法を見直した方がよいのではないだろうか。

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