エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第69回

【ネットナンパ】ある朝ラブホで目覚めたら

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Illustrate by ながおか

 飲酒した直後の運動は、通常よりも血液の循環がよくなり更に酔いが増すらしい。

 唐突だが、筆者トコショーはあまりお酒に強くない。缶ビール1本程度なら問題ないのだが、それ以上飲んでしまうと途端に眠くなってしまうのだ。

 その日は仕事先の人と20時から飲みはじめ、23時頃にお開きとなった。調子よく飲んでしまった筆者は、ベッドが恋しくて恋しくてたまらない。ホロ酔い気分で駅に向かいながら、何気なく携帯電話で出会い系サイトを巡回していると……。

 
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程よい感じで定期的に! 
 
割り切りだけど、ドキドキもしたい。
私と同じような感じで探してる人いないのかな? 
 
ちょっと微妙な関係だけど、
恋人同士じゃできないような恥ずかしいこともできると思うし……。 
 
プロフィールページにも色々書いたのでよかったら読んでくださいね。 
 
あ、ちなみに今は新宿でヒマしてます。
スグのお誘いだと嬉しいです。 
 
書込み日時:2/2* 23:10
受付メール数 :1/15 
 

♀ミコ
年齢:20代前半
身長:150~154cm
職種:フリーター
スタイル:スタイル普通
ルックス:かわいい系
3サイズ:B80W58H79
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 こんな書き込みを筆者愛用サイトの【ワクワクメール】で発見したのである。

 ほほぅ、「恋人同士じゃできないような恥ずかしいこと」かぁ。えぇのう、えぇのう。かなり濃厚なエッチが期待できそうだ。歩きながらサイトを閲覧していたのだが、そのまま定型文のファーストメールをポチっと送信。

 数分もしない内に返信が届き、そのまま待ち合わせすることが決定。彼女の指定した歌舞伎町交番脇のコンビニへ向かい始めた。

 あいにくミコちゃんは写メを公開しておらず、容姿はまったくの不明だった。まぁ、デブや不細工が来たらごめんなさいすればいいかと、ホロ酔い気分の筆者。待ち合わせ場所に近づくと、コンビニの入り口前で人待ち顔の女性を発見。身長150センチちょっとの小柄でスリムな体型だ。スタタタっと近づき声をかける。

「こんばんは~、ミコちゃんかな?」

「あ、ハイ。ショーイチさんですか?」

「うん、そうです。ちょっとだけ飲んじゃってるんだけど、すぐに冷めると思うからよろしくね」

 ミコちゃんの見た目は、ズバリ大当たり! 元モーニング娘。の福田明日香をほんの少しほっそりとさせた感じだ。そのまま二人でコンビニに入り飲み物を調達して、ホテルへ向かうことになった。

 この時すでに23時30分近く。一戦を終えたころには終電もなくなっていることだろう。”ウヒっ! もしかして泊りで何度も楽しめちゃうパターンか!”と思いながらミコちゃんに尋ねる。

「今からだと終電なくなっちゃうでしょ? 帰り大丈夫?」

「うーん、朝の電車で帰ろうかな? 車でも10分くらいだからタクシーでも帰れるし……」

 ふむふむ。なかなか好感触だ。そこでいつもよりグレードの高いホテルをチョイスして、泊りコースでチェックインすることになった。

 個室に入ると、「じゃぁ、先にシャワー浴びてきていいよ」と促す筆者。彼女が浴室に消えると、酔いを冷ますべくコンビニで買ってきたペットボトルのお茶をゴクゴクっと一気飲み。その後、酒臭さを消すために念入りに歯を磨く。

 その後、ミコちゃんと入れ替わり浴室へ。冷水に近い温度のシャワーで酔いを追っ払い、これで準備万端だ。

 室内に戻るとすでに照明が暗くなっていた。いつもなら「明るくないと何も見えないよ」とダダをこねるところではあるが、この時は【無難ないい人】を演じるためスルーすることに。ミコちゃんは全裸でベッドに潜り込んでいた。ササっとタオルで身体を拭いて、彼女の隣に潜り込む筆者。

 ミコちゃんの顎をつまんで、ついばむような感じの軽いキスを数回交す。

「ね、ね、恋人同士じゃできないような恥ずかしいことって、書いてたよね。具体的にはどんなエッチがしたいの?」

「感じやすいんで、大きな声を出して何度もイキたいです」

 これは責め甲斐がありそうだ。

 こってりとディープキスをしたいところだが、まだ酒臭いと自覚していたので軽いキスに留める。そして首筋に舌を這わせた後、小振りなオッパイを攻め始める。

 左の乳房と乳首を指で弄びながら、右の乳首を舌で攻める。どの程度の加減で攻めようかと様子を伺っていると、「もっと強くして!」とミコちゃんのほうからおねだり。

 言われるがままに手と舌の力を強める。即座に「アーン! すっごく気持ちイイ!」と反応してくれるミコちゃん。なかなかのMっ気である。

 オッパイを責めながら、手を伸ばしてアソコをまさぐるとほんのりお湿り状態。指入れをしたいところだが、まだ指をすんなりと受け入れるほどは濡れていない。そこで、ミコちゃんに気付かれないようそっと自分の中指をシャブり、唾液まみれにする。

 その中指で膣口をコネ回しながら、ヌプププっと挿入。「あぁぁ、それ気持ちイイぃぃぃ!」ますますヒートアップするミコちゃん。言葉通り感じている様子で、ほどなくマジ濡れしてきてクチュヌチュとスケベな音が鳴り響く。

「もう1本、指を入れてあげるね」

 そう囁いてから、人差し指も挿入。膣に飲み込まれた二本の指をリズミカルに動かすと、陸に揚げられた魚のようにピクンピクンと仰け反りまくるミコちゃん。うーん、まさに快感を貪っているって感じだ。

「気持ち良さそうだねぇ。ね、このまま指を入れながら、クリちゃんを舐めてあげようか?」

 コクンと頷くミコちゃん。だが、このまま舐めてしまっては面白くない。

「ん? どうしたの返事は? 舐めて欲しくないの?」そう問い詰めると、「はいっ! お願いだから、舐めてください!」と予想外に大きい声で答えたミコちゃんであった。

 こうして舌でクリトリスを舐めたり甘噛みしながら、二本の指でGスポットあたりを刺激し、小指でアナルをソフトにイジくる3点攻めを敢行。これがとても気に入った様子で「そ、それ、もっと、もっと続けて!」とヒートアップしてくるミコちゃん。

 調子に乗った筆者は、さらに愛撫を叩きこむ。舌と唇でクリトリス、右手の指で膣と肛門、さらに左手を伸ばして乳首を摘まんで刺激を加える。かなり腰に負担がかかるので普段はあまりやらないのだが、面白いくらい敏感に反応するミコちゃんに乗せられた格好だ。

 そんな4点攻めを堪能していると、ミコちゃんが涙目で懇願してきた。

 
「お願いだから、もう入れて!」

 
 まだフェラチオもされていないので、まだまだ入れるつもりはなかったのだが、お願いされたら仕方がない。それにフェラチオは2回戦目のお楽しみにしておけばいいだけだ。スルっとゴムを装着し、正常位で挿入開始!

 アルコールのせいでいつもより感度の鈍い筆者。しめしめ、これなら長持ちできそうだ。そう思いながら腰を打ちつけていると、急に酔いがぶり返してきた。

 しかし、せっかくここまで盛り上がっているので止めるわけにはいかない。「じゃ、今度はミコちゃんが上になって。」と騎乗位を提案し、体位を入れ替える。そしてそのまま騎乗位で10分近く挿入を楽しんだ後、無事に発射と相成った。

 疲労でヘトヘトだったが、ミコちゃんに腕枕してあげながらピロートーク。「ね、たくさんイってたけど、何回くらいイったの?」と尋ねる。「挿入前に2回くらいイってたよ。その後は、もう数えられないくらい。」とミコちゃん。うーん、エッチに対して実にオープンである。定期的に会って遊ぶにはもってこいのタイプだろう。惜しむらくは、オッパイが小振りでBカップ前後だったことくらいだ。

 「じゃあちょっと休憩したら、2回目しよっか。今度はたくさんフェラチオとかしてね」と言ってから、しばらくまどろむことにした。

 

ヤっちまった!

 

 先日に引き続きまたもや寝オチしてしまった。目を覚ますと部屋には筆者ただ一人。慌てて携帯で時間を確認すると、朝の8時だ。次に財布を確認。ホっ! カード類も現金も無事であった。

 ミコちゃんの洋服も靴も無かったので、とっくに帰ってしまったのだろう。しばし呆然としながら、煙草に火をつける。一服しながら携帯電話を確認すると、ワクワクメール経由でミコちゃんからメッセージが届いていた。

 
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寝ちゃってて起きないから帰りますね。 
 
次はお酒飲んでないときに会いましょうね! 
 
あ、私のアドなんで次は直接メールください! 
 
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フェラチオは今度の楽しみにしていてネ!
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 ふぅ。一安心である。かろうじて嫌われてはいないようだった。それにしてもまたもや寝オチしてしまうとは情けない。食欲・睡眠欲よりもはるかに性欲が勝ると自負している筆者なのだが面目まる潰れである。

 次回のデートの際は、前日に8時間以上たっぷりと睡眠をとり万全の態勢で臨もうと誓った筆者であった。

(文=所沢ショーイチ)

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