元・モーニング娘。保田圭がオネエ系タレントから愛される理由

※イメージ画像:『保田圭写真集 Kei』/ワニブックス

 2011年初頭、モーニング娘。の卒業メンバーたちで結成されたドリームモーニング娘。。3月10日には武道館で『ドリーム モーニング娘。スペシャルLIVE 2012 日本武道館 ~第一章 終幕 「勇者タチ、集合セョ」~』公演が予定され、その公演には新たに石黒彩と辻希美がゲスト参加することが決定したという。

 石黒はモーニング娘。のオリジナルメンバーのひとりとして、グループ初期から活躍していたが、00年に卒業を発表しており、モー娘。として舞台に立つのは12年ぶりになるという。一方の辻は、07年に俳優の杉浦太陽とできちゃった結婚をし、活動を休止。その後はママドルとして子育て雑誌に登場するなどの活動が目立ち、モー娘。として舞台に立つのは09年以来になるという。

 現在では現役のモー娘。メンバーたちよりも話題になることも多い彼女たちだが、その中でも最近よくメディアを賑わしているのが、保田圭だ。

 保田圭といえば、98年に市井紗耶香、矢口真里とともに第2期生として加入。派生ユニットである「プッチモニ」のリーダーも務めるなど活躍し、03年の公演で卒業していた。卒業後は、舞台を中心に活動を続け、今年も5月から紀伊國屋サザンシアターで公演に出演予定だ。舞台女優をメインとして活動している保田だが、最近は新宿2丁目を中心としたオネエ業界から熱視線が送られていると、「Newsポストセブン」が報じている。

 それによると、保田は、以前から新宿2丁目に通いつめていたため、住人たちからの評判もよく、彼女を応援している人も少なくないという。加えて、マツコ・デラックスや、ミッツ・マングローブも”保田推し”と言われ、今年初めには、ふたりが出演していた番組に彼女がゲストで登場しただけで大喜びしていたという。

「保田はインタビューなどで、『男性なのに気持ちが女性だから、楽しく会話できる』『普通の女の子よりファッションやトレンドに敏感なので、勉強になる』と答えるほどオネエ好きとして知られています。そういえば、保田の初スキャンダルは、2丁目のゲイバーでのくわえタバコ写真でしたね(笑)。あの界隈に長く通えたということは、住人たちからも受け入れられている証でしょう」(芸能ライター)

 それにしてもなぜ、保田は2丁目住人たちからここまで愛される存在になり得たのだろうか。

「保田は『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では有吉弘行から、その昔は『うたばん』(TBS系)でMCのとんねるず・石橋貴明から容姿についてイジられ、それをネタにし、”アイドルらしからぬアイドル”として活躍していました。オネエ系の代表格になりつつあるマツコ・デラックスは、以前から自身を『キワモノ』と考えており、いくら”毒”を吐いても世間からは、『所詮はキワモノの言葉としてとらえてもらっている面もあるから、楽をさせてもらっている』といった発言をしています。男性でも女性でもないオネエ系たちにとっては、保田の”アイドルらしからぬアイドル”といった点に親和性を感じ惹かれているのではないでしょうか」(前出・同)

 保田の”アイドルらしからぬアイドル”というキャラは、一般のファンにも受け入れられており、現在はコンサート中に保田が投げキッスをすると、『オエーッ』と吐く真似をするのが定番となっているという。これも保田ならばキャラ的に大丈夫という信頼のもとに成り立っているのだろう。一風変わった印象を持たれ、ファンたちから愛されている保田。今後、彼女がこのキャラクターを全面的に押し出すことができれば、再ブレイクする日も近いかもしれない。
(文=木嶋陽介)

『ドリーム モーニング娘。 コンサートツアー2011春の舞 ~卒業生DE再結成~』

 
ガンバレ、ドリ娘。


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