自称占い師による洗脳騒動で注目を集めているオセロ・中島知子(40)の家賃滞納訴訟の判決が28日に言い渡される。東京地裁で開かれた口頭弁論に中島側は誰も出廷せず、敗訴が濃厚となっている。立ち退き強制執行もありうるためか、中島と自称占い師が籠城するマンションから家具などが運び出された。
そんな中、中島の相方・松嶋尚美(40)に対する批判が強まっている。
中島が所属する松竹芸能の先輩・笑福亭鶴瓶(60)は、騒動に対するコメントで「戻ってくるやろ。戻ってくると思うよ」と親心をのぞかせ、他の芸人仲間やタレントからも彼女を心配する声が上がっている。しかし、最も親しい間柄であるはずの松嶋はフジテレビの取材に「すごく心配しているんですよ。早く戻ってきて欲しいですよね」と、他人事のようなコメントしか発していない。にもかかわらず、松嶋のブログは毎日更新され、昨年12月に出産した長男・珠丸(じゅまる)くんの話題でいっぱい。ママ友タレントとお茶をする様子やショップで買い物する姿なども報告しており、中島が置かれた状況とのあまりの違いに「ノーテンキすぎる」「中島が心配じゃないのか」といった批判が起こっている。
「立場的にコメントが難しいという擁護の声もあるのは確か。しかし、芸人仲間や先輩がコメントしているのに、相方の松嶋が何も話さないというのは不自然です。不仲説も根強くささやかれていますが、やはり二人の間に深いミゾがあるのではないかと思われても仕方ない対応です」(週刊誌記者)
中島と共演した経験がある俳優の中尾彬(69)は、中島が松嶋について「顔を見るのも嫌だ」と話していたと明かしており、中島が松嶋を嫌っていたことを裏付ける証言をしている。
松嶋は2007年に個人事務所を設立して独立。オセロのコンビの仕事は松竹芸能を通じて行っており、コンビ解散には至らなかったが、この独立騒動から二人の仲がギクシャクし始めたといわれる。中島にしてみれば、松嶋の独立を認めたうえにマネジメント協力もするという事務所の態度が、自分より松嶋を優遇しているように映ったのだろう。
さらに、中島の失恋がコンビの不仲に拍車を掛けることになった。
「7年前、中島は2年近く交際して結婚間近といわれていた谷原章介と破局しました。その2年後、谷原はいしだ壱成の元妻・三宅恵美とデキ婚。三宅は子連れでしたから、中島にしてみれば『なぜ自分を選んでくれなかったのか』という思いが強かった。彼のデキ婚を知ってから、中島は精神のバランスを崩すほど落ち込んでいたそうです。ところが、周囲が腫れものを触るような態度で気遣っていたにもかかわらず、松嶋は番組スタッフの前でアッケラカンと『谷原くんが結婚してショックなん?』と聞いてきた。中島の松嶋に対する態度が変わったのは、それからです」(前同)
失恋のショックを引きずっていた中島は、大物ミュージシャン・井上陽水(63)との不倫にのめりこんでいく。精神をさらに疲弊させるような不倫生活を続けていくうちに、彼女は自称占い師に恋愛相談をするようになった。一方の松嶋は、元お笑い芸人のミュージシャンと08年に結婚して翌年に出産し、仕事も順調そのもの。好き勝手やっているように見える松嶋が幸せな生活を手にしていることに、中島が嫉妬心を抱くのは無理もないことなのかもしれない。
いわば、今回の洗脳騒動は相方への複雑な感情と失恋が引き起こしたといえるだろう。現在、松嶋は中島と連絡が取れない状態だという。浮き沈みの激しい芸能界を共に生き抜いてきた同志として、松嶋はメディアを通じて相方を気遣う言葉を掛けてあげるくらいのことはするべきではないのか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
何と闘うにせよ、知識は武器