大島優子、上戸彩、小泉今日子、麻生久美子etc 清純派が演じる”擬似風俗嬢”の歴史

 ドラマや映画で目にするヌードや濡れ場は数あれど、演じるのが風俗嬢という”オプション”がつくと、妄想もより一層かきたてられるというもの。「アイドル(女優)」と「風俗嬢」というギャップある組み合わせは、ときにとてつもない破壊力をもたらしてくれる。特にそれが清純派であれば、見ている側にとってはたまらないだろう。

 AKB48の新曲「GIVE ME FIVE!」のPVでは、大島優子がファッションヘルス嬢を演じていることが話題になっている。ビデオはAKB主要メンバーが登場する約34分のドラマ仕立て。定時制高校を舞台にした青春群像という内容だ。

 現在販売中の「アサヒ芸能」(徳間書店)の記事によると、大島は親の借金を返すために年齢を偽り、ヘルスで働いている設定。黒地にピンク模様が胸に入ったワンピースに赤いニットを羽織り、店先で客を送る表情は妖艶で切ない。肝心の胸元も推定Eカップの谷間がパックリ……、とかなりリアルな様子。15日発売のCDの付録DVDとなるため、ネット上でも一部の画像しか公開されていないが、「大島水商売にあいすぎワロスwww」「すげえしっくりくるな」など賛美の声が上がっている。

 記事では他にも、かつて篠原涼子がドラマ『ナニワ金融道2』(フジテレビ系)ソープ嬢を演じたことや、紗栄子がまだ「サエコ」名義だった頃にナースルックのイメクラ嬢として出演したドラマ『27歳の夏休み』(TBS)などに触れている。

 ドラマでの風俗嬢役といえば、まず浮かぶのが『悪魔のKISS』(フジテレビ系)でヘルス嬢を演じた常盤貴子だろう。恥じらいながらも初めての客(寺脇康文)に乳首を吸われるシーンはもはや伝説となっている。近年ではドラマ『流れ星』(フジテレビ系)で上戸彩がイメクラ嬢「ミルク」を演じて個室マッサージで客に馬乗りになる様子が話題になった。

「『嫌われ松子の一生』で中谷美紀がソープ嬢を演じきったように、映画での”艶技”も見逃せませんよ。2001年の『風花』では小泉今日子が借金返済のために働く未亡人のピンサロ嬢を演じていますが、これがエロい。ヒョウ柄タイツに金髪姿で浅野忠信をイカせる上下運動は見ものです。また、ブレイク前の麻生久美子がデリヘル嬢を熱演したのが『贅沢な骨』。客の永瀬正敏と全裸で交じり合うベッド上の光景はうらやましいの一言です(笑)」(芸能ライター)

 意外なところでは、元祖・癒し系女優の本上まなみも1997年のNHKドラマ『新宿鮫~毒猿』でピンサロ嬢を演じている。

「いかにもエロ系の女優が演じるより、一見無縁そうなタイプが演じる方がインパクトがあるし、ハマるとすごい威力を発揮します。熟女だったら杉本彩よりも、石田ゆり子の方が『おっ!?』と思うでしょ(笑)。ある程度の演技力も求められるので力量も問われるところですが、逆に言えば役柄の幅は広がる。若手であればそれまでのイメージをガラっと変えることもできます。宮崎あおいがソープで働いていたり、蒼井優がピンサロ嬢だったりする姿は、一目見てみたいですよね。清廉潔白な彼女たちが、演技とはいえ、借金まみれになったり騙されたりして転落、風俗の仕事を選ぶ姿はそれだけでグッときますから」(同)

 少し間口を広げれば映画『さくらん』で土屋アンナが吉原の花魁を演じたケースや映画『軽蔑』でポールダンサーを演じた鈴木杏のようなケースもある。セクシー女優の地位を確立しつつある真木よう子も、映画『指輪をはめたい』で「メルヘン風俗モンデルセン」の人気No.5風俗嬢で出演している。

 そして、今後注目したいのが、沢尻エリカが7月公開の映画『ヘルタースケルター』でデブ専の風俗嬢役を演じることだろう。ドラマ『1リットルの涙』(グジテレビ系)や映画『パッチギ!』の頃に見せていた清楚な姿から7年、実に5年ぶりのスクリーン復帰となる今作ではどんなリアルな姿が拝めるのだろうか。そして、今は清純派で通っている女優たちがいつどんな”擬似プレイ”を見せてくれるのか、長期戦で見守るのもひとつの楽しみといえる。
(文=小嶋トモユキ)

『超高級ソープ嬢 横山美雪』

 
まあ、通うよね


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