今年に入り、もっぱら色気づいてきたと評判の石原さとみ。今月は、セクシーシーンもある『月光ノ仮面』も公開され、5月からは主演映画『貞子3D』の公開が予定されるなど、女優業は好調なようだ。そんな活躍の裏には、清純派からのイメージチェンジが関係しているのかもしれない。
先日、石原は都内で行われたシャンプー「スリーボムヘアメディケイティッドシリーズ」の発売記者会見に所ジョージと登場した。石原の清純さの象徴ともいえるのは、その長い黒髪だが、隣にいた所の金髪に触発されたのか、「所さんみたいな色に髪を染めてみたい」と発言。所がやんわりとやめたほうがいいと忠告するシーンがあったという。
「石原は、自身がもう清純派と言われるのに飽き飽きしているのかもしれませんね。『小田霧響子の嘘』(テレビ朝日系)では、コミカルな演技が評価され、正統派ヒロイン役もできると証明しています。さまざまな役柄を演じることに意欲が出てきているでは?」(芸能ライター)
清純派からの脱却を図ろうとしているとも思える石原だが、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のコーナーの中でさらにそれを裏付けるかのような発言をした、と「週刊実話」(日本ジャーナル出版)が報じている。
番組内で、石原は「共演してスゴイなと思った人」という質問に対し、吉永小百合の名前をあげたという。石原は05年に公開された映画『北の零年』で、吉永小百合と共演を果たしている。この映画は、極寒の山奥でロケを行っていたためトイレやメイクルームも遠く、そこに行くのも一苦労だったという。そんな状況だったからだろうか。石原は吉永から「トイレ大丈夫?」と聞かれ、「そこで、しよ?」と、連れションに誘われたそうだ。
番組では、この発言のあと、出演していた香取慎吾が目を見張り、すこし驚いた様子を見せていた。たしかにこのままではおかしな方向に進むと思ったのか、木村拓哉が「女性としてスゴイよね」と吉永を称え、その後、MCを務めていた中居正広が「山奥ならみなさんも~」と出演者陣に水を向けた。それを受けた形で、稲垣吾郎が「山奥だったら、もじもじしている共演者を見つけて……」と発言。それに木村が「(誘う相手が)女性はダメだよ!」 とツッコんだところ、会場が沸き、このコーナーは終了している。
「あの映画は、極寒の山中で収録が行われたため、日が出ている時間も少なかったといいます。スタッフが、日中の収録時間が少なく焦っていたので、気を使い、吉永さんもすぐそこで用を足そうと思ったのでしょう。しかし、このエピソードはいくらすごいと思っても、ゴールデンの番組ではなかなか話せない。あの番組には、竹内結子や水川あさみも出演していましたが、結局この話題には触れずじまいで終わっています。石原さんが、あの場で話したということは、心底吉永さんの女優魂に感服していることの証でしょう。最近のセクシーシーンもいとわない姿勢もその現れだと思います」(前出・同)
恥ずかしげもなく、あっけらかんと告白する姿には大女優の風格も現れ始めている気がする。カワイイだけの女優から脱却しつつある石原は、今後どのような女優生活を送るのだろうか。願わくは、往年の名女優たちのように必要ならば脱ぐのもいとわない本格派へと進んでもらいたいものだ。
(文=木嶋陽介)
見方が変わるよね