セカンド童貞をこじらせてしまった男性がとるべき行動とは?

※イメージ画像:『モテキ DVD豪華版』/東宝

 正月特番がひと区切りつくと、各局は一斉に連ドラのスタート合戦となる。1クール前は『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が話題を独占する形となったが、この『家政婦のミタ』で父親役を演じた長谷川博巳が出演する『聖なる怪物たち』(木曜21時。テレビ朝日系)に注目している人も多いのではないだろうか? なお、注目している人は、もっぱらアラフォー世代の女性が中心であろう。

 舞台俳優としては長いキャリアを持つが、テレビの俳優としては全くの無名であった長谷川博巳が大ブレイクしたのは、一昨年のNHKドラマ『セカンドバージン』である。主人公と恋に落ちる年下男性を演じ、まさにセカンドバージン女性の心を鷲掴みにした。

 セカンドバージンとは、本来は「過去にセックス経験はあるが、ある時点から『結婚するまでセックスはしない』と再び仕切り直し、純潔を守っていた頃の気持ちに戻ろう」という誓いを立てた女性のことである。それが転じて、「セックスがご無沙汰」という意味になった。ドラマ「セカンドバージン」があれほどの話題を集めた背景には、視聴者の中心であるアラフォー世代の女性が、セックスがご無沙汰という問題を抱えているという事情が垣間見える。

 しかし、セックスとご無沙汰なのは、何もアラフォー女性に限ったことではない。男性の中にも、セカンドバージンならぬ「セカンド童貞」であるという人が少なくないのだ。最近は、セックス経験がいっさい無い童貞男性が「草食系男子」としてクローズアップされることも多いが、「セカンド童貞」は、決してセックス未経験というわけではない。10代後半ないし20代前半に童貞を捨ててはいるが、その後どういうわけか女性に縁がなくなってしまい、気付いたら数年以上セックスしていない状態を「セカンド童貞」としよう。

 セカンド童貞の苦悩が、童貞の苦悩と全く異なるのは、なんといっても「セックスの快感を知ってしまったこと」である。行列が出来る有名ラーメン店の看板メニューを例に挙げてみよう。実際に食べたことがないと、「並んでまで食べに行かなくてもいいや」と思う人も少なくない。しかし、一度でも食べたことがある者は「また是非食べたいものだ!」と考えるものである。大げさにいうと、「(セックスの快感を)知らなければ良かった!」という心境であろう。

 しかし、なんだかんだ言っても、セカンド童貞の男性も生きていかなければならない。生きていれば、当然性欲も溜まる。その性欲の処理方法だが、やはりダントツで多いのが「オナニー」という回答だった。オナニーとは、相手を気遣うことなく、自分のペースでオーガズムを得ることが出来るので、非常に気楽な性欲発散方法といえる。その手軽さに慣れてしまうと、「女性とのセックスにがっつかなくてもいいや」という気分にもなってしまうが、数年前のセックスの快感を思い出すと、「もう一度、女性とセックスしたい!」という思いが沸き上がってくるはずである。

 もちろん、セカンド童貞が悪いということではない。女性が、彼氏がいない期間を「自分磨き」と称して習いごとやエステに足しげく通うように、セカンド童貞期間を有効に活用する方法はいくらでもある。とはいえ、女性のように、習いごとだのエステに通えということではない。オススメの「セカンド童貞期間の過ごし方」だが、本番ナシの風俗店に通いまくるというのも一興である。挿入は、来たるべき素人女性との対戦にとっておいて、ひたすら本番ナシのピンサロやマットヘルスなどを満喫するというのも悪くない。

 風俗といえば、セカンド童貞を捨てるのに、もっともお手軽な方法もまた風俗である。セカンド童貞をこじらせる前に、思いきって大枚をはたき、ソープランドの門を叩いてみても良いだろう。

 どうしても、玄人ではなく素人女性が希望という人は、フェイスブックなど、インターネットの活用が近道である。フェイスブックは、実名登録が基本となっているため、その延長で、TwitterやSNSなども実名で登録する人が増えてきた。それらで、昔の知り合いを探してみるという方法を試して頂きたい。「過去を振り返らなくても、前を向いて新規女性にトライすべきだ!」というのが正当なやり方かもしれないが、セカンド童貞期間が長引いてしまうと、新規女性へのアプローチに臆病になってしまうものだ。その点、一度でも過去に関係があった相手なら、ハードルは低い。先述のように、女性たちにもセカンドバージンの人が珍しくないので、相手にとっても好都合……という展開も充分期待できるであろう。

 いずれにせよ、いま現在、セカンド童貞であるという人は、決して「もう、いいや」という投げやりな気持ちにならないことが大切である。「電車と女は追うな。すぐまた来る」という言葉があるが、セカンド童貞期間は、たまたま当駅通過電車が続いているだけと思って、気長にトライし続けて頂きたい。
(文=菊池 美佳子)

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