エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第43回

【ネットナンパ】イヤん、あなたエッチねぇ♪ って木久蔵かよっ!

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Illustrate by ながおか

 世の中の女性は、見ず知らずの男性に股を開けるタイプとそうではないタイプの2種類しかいない!!

 ネットの出会い系を介してヤれる女性というのは、もちろん前者である。こうした女性は見た目からしていかにもって感じが多く、エロそうだったり、憂いを秘めていそうだったり、IQが低そうだったりと様々だ。

 だが、中には「えーっ! こんな大人しくてまじめそうな娘がっ!?」と驚いてしまうことも稀にある。こういうギャップにたまらなく燃えてしまうのは筆者だけではないだろう。

 いつものように【イククル】の書き込みを閲覧していると、サイトに登録したばかりだという唯チャンの書き込みに目が止まった。

 
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登録したばかりです! 
 
これから新宿でお会いできる人いませんかぁ
たまには普段と違う出会い方も刺激的で良いかなって思ってます 
 
162センチ49キロでルックスは綺麗系とか言われます
最初は条件ありでも、お互い気が合えば普通にデートとかも出来たらなって思ってます 
 
♀唯
年齢:24歳
身長:160~164cm
スタイル:スレンダー
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 この書き込みを見つけた前日には濃厚なデートをしたばかりだったので、この日は遊ぶつもりがまったくなかった筆者。しかし、サイトに毎日アクセスして目ぼしいお相手をチェックせずにはいられないのである。また、毎日のように書き込みに目を通す行為は書き込みの真偽を見抜く審美眼の向上に欠かせないことでもあるのだ。

 上記書き込み主の唯チャンは写メを公開していたので、ポチっとなと確認。すると、前屈みのポーズでノーブラと思われる胸の谷間を強調しているではないか!

 あいにく顔は下半分しか映っていなかったが、男をムラムラっとさせる非常にけしからん乳であった。推定Dカップほどと思われたのだが、プリリンと弾力に富んでいそうで色白の感じが「揉んでみる?」と挑発しているかのようだ。

 上等である。売られたケンカは買わねばならない。そのケシカラン乳を吸いつくしてやろうじゃないか!

 財布の中身を確認し、なんとか遊べる額が入っているのを確認。その後ファーストメールを送信し、数十分後にはデートの約束が成立したのである。

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 約束の時間の10分前に待ち合わせ場所に到着した筆者。「到着しましたぁ。のんびりと待ってますね」とメールを送ると、「じゃあ、今すぐ行きますね」のお返事が唯チャンから届いた。それから数分後、小走りで駆け寄ってきた女性が筆者に声をかけてきた。

「お待たせしましたぁ。唯です」

 スポーツバッグを片手に、息を弾ませながら挨拶してきた唯チャン。見た目は普通の清楚なOLさんって感じ。どう見ても出会い系で遊ぶようなタイプには見えない。男遊びなんてしそうにもなく、親がセッティングしたお見合いで結婚しちゃうような生真面目っぽい雰囲気である。

 顔はというと、先日ヘアヌードを発表したばかりである女優の田畑智子を少しだけ細長くしたってトコロ。見ようによっては田畑智子よりも美人に思える。セクシーでもなくキュートでもなく華があるわけでもない、いわゆる”いいお嫁さん”になりそうな唯チャン。この顔なら、結婚するまで処女を守り通してますって口に出しても違和感なく受け入れられそうだ。

 

こ、こんな真面目そうなコがっ?

ムはぁっ、たまらん!!

これだから出会い系はやめられないゼ

 

 早くも肉棒は臨戦態勢に突入。逸る息子をなだめつつ、世間話をしながらホテルへと向い始める。某エステサロンの本社で事務の仕事をしているという唯チャン。今日は仕事後にヨガ教室に寄っていて、その帰りとのこと。

 また、月に何度か覆面調査員としてアチコチのお店で施術を受けているらしい。そんな会話をしつつホテルにチェックインして個室に入った。

 我慢しきれない筆者は部屋に入るや否や、「一緒にシャワー浴びようよ」と提案。最初は恥ずかしがったものの、なんとか承諾してくれた唯チャン。それでも筆者の目の前で全裸になるのには抵抗があるようなので、「後から行くから先に入っていてください」とお願いされた。

 シャワーを浴びながら待っていると、数分後に唯チャンが全裸で入ってきた。80年代のアイドルを彷彿とさせるような寸胴体型だったが、エステの賜物かお肌は雪のように真っ白。

 程よい大きさのDカップバストのTOPに鎮座している乳首チャンはツンと上向きである。乳輪も乳首も、目をこらさないと乳房と同化してしまうような薄らとした桃色だ。

 桜の花びらを連想してしまうようなその乳首チャンを見るなり筆者は、むしゃぶりついてしまったのである。

 その刹那……

 
「いやん、あなたエッチねぇええ。あふん!」

 
 な、なんだぁ? その昭和のエロ漫画に出てくるようなアエギ声は!

 唯チャンは嫌がる素振りを見せていない。口内に含んだ乳首チャンはあれよという間に固くなり、吸われる喜びに打ち震えているかのようだ。おフザケのつもりなのかな? と気を取り直し、さらに乳首チャンを優しく攻め立てる。

 
「あらん、もういやんヤダぁぁん、感じてきちゃったぁ、んふぅウん」

 
 改めて唯チャンの顔を凝視する。どうやら本人至って本気のようだ。しかし筆者の頭の中では初代・林家木久蔵のデビュー曲「いやんばかーん……」(1978年)がリフレインしまくっている。まぁ、唯チャンは「ばかん」とか「そこはおヘソなの」と言いださないだけマシか。

 ベッドルームに場所を移していざ鎌倉! 仰向けになる唯チャンの全身を舐めまくる。だが、要所要所で「いやん」、「あふぅん」、「あらん、感じるワぁ」……とアエいでくれる唯チャン。おかげで筆者の肉棒は半だち状態。彼女が感じる度に、故・三波伸介に座布団を取り上げられる木久ちゃんの顔が浮かんでしまうからだ。

 このままではラチがあかないので攻守交替。流石にフェラチオの際は黙々とシャブってくれたので、ほどなくフル勃起状態に。間髪入れずゴムを装着し、正常位で合体開始。

 ところがである。ピストンの動きに合わせて「いやん」、「あハん」のアエギ声が再開してしまった。やばい! 中折れ必至だ。そこで彼女の口を防ぐべく、ディープキスをかます。舌を絡めあい唾液を吸いまくることによって、アエギ声が途絶え荒い息使いだけとなる。

 ここが正念場。無理やり気持ちを昂ぶらせ、マッハピストンを敢行して発射と相成った。

 ゴムを取り残さないよう、肉棒をそっと引き抜く。その際に、シーツの腰のあたりの部分がビッチョリと濡れていることに気がついた。日本地図どころではない、世界地図すら余裕で描けてしまうような容量の液体が溢れ出ていたのである。

 筆者がイク前からすでに何度も昇天していた唯チャンは半目を向いた状態でヒクヒクと痙攣している。

「大丈夫?」と問いかけると、顔を若干こちらに向けてコクンと頷いてきた。

 そんな唯チャンを肴にしてベッド脇のソファーで煙草に火を点ける。ひと仕事終えた充足感で、ビールが欲しくなり冷蔵庫を物色しようとした時である。

「ショーイチさん、ありがとうございます。本当に気持ち良かったです」とおもむろに唯チャンが語りかけてきた。

「う、うん。俺もすっごく気持ち良かったよ。唯チャンもすごく感じてたね」と答える。

「は、恥ずかしいです」布団をまくりあげ顔を隠す唯チャン。エッチした後でも丁寧な言葉使いで会話を続けるのは真面目な性格のなせる技だろう。

 ベッドの上であんな古臭くて下品なアエギ声をあげていたとはとてもじゃないが考えられない。そんなギャップにメラメラっと劣情が首をもたげてきた。

 アルコールを飲むとタチが悪くなってしまうので、ビールを諦めスポーツ飲料を選択。ゴクゴクっと一息に飲み干し、ベッド上の唯チャンに「じゃあ、もう1回しようか」と提案したのである。

 こうして無事に2回戦終了。帰り仕度をしながら世間話をしている際、彼女の悩みを聞かされた。「もう何年も彼氏ができないんです。親は結婚しろってうるさいんですけどね」とのこと。
 
 漱石の小説に出てきそうな古風美人。真面目で優しい性格。それなりに床上手。と三拍子揃っている唯チャン。これだけだったら、お嫁さんにしたいランキングの上位に喰い込んでもおかしくない。

 だが、「いやんばかァん」である。コレはいただけない。このままだと唯チャンと同衾した男は、百年の恋も急速冷凍すること間違いナシだ。その事を伝えようと思ったのだが、上手い言葉が見つからなかった。

 帰り際にメルアドを交換しあったので、遠くないうちに2度目のデートをする予定だ。それまでに、的確なアドバイスができる言葉が見つかればいいのだが……。

 先日、日曜日の夕方のこと。テレビで久しぶりに”笑点”を鑑賞した。木久ちゃんが画面に映るたびに、唯チャンのアエギ声が脳内でリフレインする。……たぶんコレは一生モノのトラウマになってしまいそう。もう木久ちゃんを見て、純粋に笑えなくなってしまったのだ。

 穢れてしまうってこういうことなのかなぁ。

(文=所沢ショーイチ)

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