移り変わりの激しいAV界において、創業以来27年もの間、最上級の美少女を撮り続けている老舗AVメーカー「アリスJAPAN」。日本人男性なら誰もが知っているAV界のブランドとして不動の人気を誇る一流メーカーの”ブレない魅力”を、看板女優二人と社長が和気あいあいと語り明かす!
今回のこの貴重な対談に参加したのは、2009年1月にアリスJAPAN専属女優としてデビューを遂げ、今もトップ看板女優として活躍中の辰巳ゆいちゃん(愛称・ゆいぴょん)。さらに、09年12月に同メーカー専属女優としてデビューした朝日奈あかりちゃん(愛称・ひなっち)。さらに、公式の場で発言することは少ない社長を合わせた3名。女優たちの思わぬ本音に社長がどう応えるのか、対談と呼ぶにはあまりに雑談テイストなまったり企画をどうぞお楽しみあれ!
■アリスJAPANの今。そして、看板女優の魅力を語る!
社長「アリスJAPANのキャッチフレーズが新しくなったのは気づいていたかな? 『真・美少女最前線』というんだけれど、この”最前線”が重要。2位じゃダメ! ってこと。『アリス』という社名は誰からも愛される美少女を象徴する名前としてつけてて、最近では素人や熟女が人気だけれど、そこをあえてメーカーの原点に立ち返って”美少女路線”を貫こうと言う意思表示のようなものだね」
辰巳ゆい(以下、辰巳)「美少女……私、大丈夫かな。美少女と呼ばれるのは嬉しいけど、美少女という言葉の響きは重いですよね。新しいキャッチフレーズを見た時に、デビュー当時の気持ちを失ってないかと改めて考えさせられました」
朝日奈あかり(以下、朝日奈)「私も美少女ということは、きっとアリスJAPANにとっての美少女=ロリという意味ではないってことじゃないかな? そうですよね、社長」
社長「そう。制服が似合う女優だけが美少女というわけではなく、理想的な女性像の総称として捉えて貰えると分かりやすいだろうね。ユーザーさんの求めるものに応える柔軟性も大切だと思うけれど、そうすると媚びた作品になってしまいがち。アリスJAPANが作る意味を突き詰めると、どうしても美少女は外せない」
辰巳「なるほど。安心しました!」
朝日奈「私から見たアリスJAPANの女優たちの良さって、キャラが自由だってことなんですよ。でも『美少女』という大きなくくりがあるから、みんなブレないでいられるのかなって思うよ。聞いた話だけど、専属女優はメーカーのカラーに染められてしまうこともあるらしいの。インタビューの返事も制限されているとか。でも、うちは広い意味の『美少女』がカラーになってるから、個人個人自由な美少女色を出せるじゃないかな」
辰巳「たしかに、私の場合は制服を着る機会があっても大人が着る制服というテーマがあって、むりやりロリにしたりはしないね。ひなっちもそうでしょ?」
朝日奈「うん。この前、A●Bの衣装が着たいって言ったら、プロデューサーにやんわりと『スーツの方が似合うよ』って言われちゃった。だから、ロリは葵つかさちゃんにお任せしてます(笑)。でも、私の場合はデビュー当時は清純派路線だったんだよ。その後、『嬢王』(テレビ東京)の出演以来、軌道修正が入って今に至るの。キャラが変わったというわけではなくって、より素に近づいていったってかんじ」
辰巳「変わったよね~」
朝日奈「前は必死すぎたのかも。メイクも今よりもっと凝ってたし。でも、気を付ける部分が変わったんだよね。塗って飾るのではなく、立ち姿やセックスの体位とか、そういう見せ方にこだわるべきだって」
社長「最初に会ってからもう3年以上経つんだね。二人とも随分成長したねぇ」
朝日奈「もうピチピチしてないですか?」
社長「いやいや。女優という仕事は普通の生活をしてるより1年間で成長できる部分が大きいからね。話を聞いていて大人になったと思ったんだよ」
朝日奈「大人になりすぎたかもって思いますね。女の子って精神年齢が男性より早く成長すると思うので、落ち着いてしまった今、どう若さを表現しようか悩むこともありますよ」
社長「いろんなファンの方たちと接して来て、自分の見せ方も変わってきただろう? それだけを分かっていればいいんだよ。それに、それぞれにいいところがある。辰巳は業界ナンバーワンの愛されキャラ。これは、人に習ってできることではなくって、持って生まれたものだな。辰巳の一番の才能だよ」
朝日奈「あ、ゆいぴょん、感動して泣きそう?」
辰巳「へ? えへへ…うん。泣いちゃう(笑)」
社長「朝日奈は、自分勝手なようでいろんなところを見ていて、他人とのバランスを取るのが天才的に上手いんだよ。頭がいい。自分の魅力もポジションも分かっていて、場の空気が読める。だから、スタッフとの関係性もどんどん密度が高まっていくんだな。この仕事はね、頭のいい子じゃないと長続きしないんだよ」
朝日奈「ありがとうございます! 私の魅力ですか……。前に監督から日本一綺麗な『洞入り本手』ができる女優だと言われて、それを励みにしていました。座禅を組んだまま正常位で挿入する体位なんだけど、ゆいぴょんも知ってるよね。けど、最近ではひなっちはフェラ女優なんじゃないかって言われるの」
辰巳「だったら、今は日本一美しいフェラ女優だね」
朝日奈「あはは。『終わらないフェラチオ』や『キスしてフェラしてタマもシャブって、またフェラしてからアナル舐め』とかフェラ作品に出演した時に、ユーザーさんからもフェラ顔がいいって言われたの。監督からは、2時間ノンストップで見続けられるフェラだって。やっぱりアリス女優でいる限りは、ハードなことに逃げるのではなく、美しさで勝負しないとね。それが一番の魅力だって思うから」
辰巳「見せ方で言ったら、私はお尻かな。顔とお尻を一つの画面にいれるのって、実は意外にキツくって、パッケージ撮影の翌日は筋肉痛になることもあるよ。でも、お尻はどうしても綺麗に見せたいんだよね」
朝日奈「日本一綺麗なお尻女優だね。でも、ゆいぴょんは肌が弱いからケアが大変でしょ?」
辰巳「そうなの。スタジオって古い家を使ってる場合があるでしょ? けっこうダニとか虫がいて、すぐにブツブツがでちゃうの。それに刺激にも弱いからタオルでゴシゴシ洗ったりはしないようにしてる。顔と同じくらい丁寧に洗ってるよ~。撮影前は顔よりお尻の方が気になっちゃって、鏡の前でもお尻ばっかり見てる(笑)」
社長「『美』にこだわりを持つのはいいことだね。最近では女優さんを消耗品のように捉える傾向もあって、デビューから半年でハードなことを要求するメーカーもあるようだけど、うちは女優を大切に美しく”魅せる”ことが最優先だから。ハードなことをさせて女優に不信感を植え付けるようなやり方だけは絶対にまずい。この撮影が終わったら私は女優としても終わってしまうんじゃないかと顔に出てしまうし、商品としても残ってしまう。これではいいものは作れっこないと思います」
辰巳「女優と制作側の信頼関係は大切ですよね。私も4年近くやってきて、周りの女優さんたちを見ていてそう感じます」
朝日奈「私のファンの方はアリスJAPANのファンと言う方も多いですね」
社長「今後もそういって貰えるよう、芯の部分は変わない努力をしないといけないね」
■昔ながらの製法+αが大切!! 変わらない魅力とその秘密を明かす
辰巳「私はファンの方にいつまでも変わらないねってよく言われるんです。それが疑問だったんですけど、変わらないことも努力が必要で、それは褒め言葉だったんですね?」
朝日奈「気付かなかったの!? ゆいぴょんは”ド”ナチュラルだもんね(笑)」
辰巳「それって褒めてる?(笑)」
朝日奈「もちろん! 『変わらないでいて欲しい』という男性の願望を地で叶えてるってことだからね」
社長「変わらないといえばシリーズ作品の話になるけれど、『出会って○秒で合体』シリーズは、女優の個性出ていると発売当初から変わらず好評だね。二人共、出演しているよね」
辰巳「私は約2年前です。印象はですね……プロデューサーがとっても変態でした(笑)」
朝日奈「私も一昨年に一回やって、7月に『出会って7秒で合体アゲイン』が出ました。かなりエスカレートしてて、プロデューサーの変態さが増してたんです。もうね、どっきりを仕掛けられている当事者としては、どこがエロいのか理解できないです(笑)」
社長「あれはこだわりがあってね、いろいろ仕掛けてあるんだよ。出会って合体までの秒数とかね。昔はもっと監督色、プロデューサーの色が出る作品が多かったし、それが人気だったけど、今はより女優の魅力を引き出すために、シチュエーションにこだわりを持たせる傾向が強くなってきてるんだよ」
朝日奈「監督とプロデューサーが事前に細かい部分を打ち合わせしてるというのは聞きました。だから、私達が意向にぴったりあった反応をすると、そこがクローズアップされているんですね」
社長「朝日奈に関しては、今回の作品では、前作よりもっといい顔をしてくれたので、その部分はスローモーションで収録したと聞いているよ」
朝日奈「ね、変態でしょ?(苦笑)」
辰巳「ほ~んとに変態!! エロに関する考え方が高尚すぎて理解できないの。どうしてエロいのか分からなくって。あまりに高い位置から言われるから分からなくなって、最初は言われるがままだったけれど、今はもう何度も聞いたから理解できるようになってきちゃった。私も変態ってことかな?(笑)」
朝日奈「現場は戦い。私も理解できなくって監督とブツかることもあったけど、今はブツかりすぎて仲良くなっちゃった(笑)。でも、ここまで言い合える仲ってなかなかないよね。女としては今も理解できないことはあるけど、これを見た男性がどこで悦ぶのかは分かるようになってきたの。ブツかって出来上がった作品ほどファンの方の評価が高くなるから」
社長「昔はね、可愛い子がセックスするだけでよかった時代もあるけれど、今はごまかしのきかない時代だからね。可愛い女の子のレベルがどんどん上がってきてるから、それだけではダメなんだよ」
朝日奈「それは私も感じてます。だからアリスJAPANの作品は評価されてるんだなって。だって、本物の変態プロデューサーと変態監督がタッグ組んで撮ってるんだもん、本物でしょ!」
社長「たしかにそうだな(笑)。さて、今後のAV界の話になるけれど、うちは何があっても美少女路線を貫くことに変わりはないだろうね。ただね、メディアは大きく変わるだろうね。インターネットや衛星放送の普及が進んでいるから、今後はDVDなどのパッケージ販売に拘らないようになると思う。パソコンでダウンロードできるし、スマートフォンもあるから女性のユーザーさんも気軽に楽しんで貰えるようになったし。今後は女性に対する市場が広がっていくんじゃないかと思うよ」
朝日奈「恵比寿○カッツほどではないけれど、たしかにちらちらとイベントに来てくれる女性が出てきましたね」
辰巳「たしかにね~。まだ数人だけどネットに書込みしてくれるとすっごく嬉しいよね。前は考えられなかったけど」
社長「スカパー!のアダルトチャンネルもどんどん増えてきたから、女性がAVを目にする機会が増えてるんだよね。昔は女性が手に入れるのが難しかったから、目新しいと感じてくれてるんじゃないかな。では最後に、ふたりの未来像を聞かせて貰おうかな」
辰巳「AVはもちろんですけど、今はお芝居がとっても楽しくなってきたので、両立していきたいなと思っています。先日までVシネの撮影をしていて、その前はタイで映画の撮影をしてたんですよ。タイでも日本のAVは人気で、私も街で声をかけられたりして。日本にいる時より有名人になった気分でした(笑)」
朝日奈「社長、手広くアジア進出しちゃいましょう!!」
社長「君は本当によくそういうことが咄嗟に言えるな(笑)」
辰巳「えっとですね、芝居もAVもどちらも”魅せ方”が大事なお仕事。相乗効果でどちらも自信がついてきたんです。だから、将来はこの相乗効果を持続してどちらも極めていきたいです」
朝日奈「私はデビュー当時は、人気者になりたい、売れたいという思考が強かったんです。でも、今年に入ってからは、よりよい作品をじっくり撮っていきたいと思うようになったんです。25歳になったときに最高にイイオンナになっていたいなって。今後は焦らずじっくりと自分に投資をして、アリスJAPANのようにやんわりと成長していけたらいいなと思います」
辰巳「アリスJAPANのように……なるほどね。今日もいい話がきけたな~。さすが、ひなっち!」
朝日奈「最後に私から一言。AVに興味がなかった方も、私達みたいな普通の女の子が出演してるひとつの『作品』として違った目でAV見ていただけると嬉しいです。新しい発見があるかもしれませんよ」
最後に「アリスJAPANポーズ!!」と即興でポージング! これぞメーカー愛です。
二人がここまで精神的にも女性としても成長することができたのは、もって生まれた資質はもちろん、アリスJAPANの看板女優として磨かれてきたという功績も大きいはず。アリスJAPANが生みだした二人の名女優。彼女たちの今後の活躍にも期待をしたい。また、今回取材をし改めてアリスJAPANの凄さを思い知った。ひとりひとりの女優に合わせ、想い、大切にし、作品を作り続ける「アリス・パワー」とも呼べるものが根本にはあった。昨年は「やまぐちりこ」のような超大物女優が、本誌サイゾーでも表紙を飾った「葵つかさ」が、最近では「小島みなみ」が同メーカーからデビューしたが、まったくブレることがない”王道の超美少女路線”。もちろん、「美少女」路線だけだと物足りなく感じるユーザーもいるとは思うが、やはりAV界を創成期から支える老舗メーカー・アリスJAPANには、この王道=王者の道を突き進んでいってもらいたいと思った。
(取材・文=文月みほ/写真=辰巳千恵)
■アリスJAPAN official websiteはこちらから
■辰巳ゆいofficial blog「アリスな毎日」
■朝比奈あかりofficial blog「ひな散歩」
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