アイドル戦国時代を制するのはコネ!? 

田原俊彦の娘の準グランプリ獲得は講談社の反ジャニーズ戦略?

※画像は『ミスマガジン2011 綾乃美花』/バップより

 講談社から発行されている「週刊ヤングマガジン」「週刊少年マガジン」の2誌で主催されているグラビアコンテストのミスマガジン。過去グランプリに選出されたのは、2002年・和希沙也、03年・岩佐真悠子、05年・北乃きい、06年・倉科カナなど現在でも第一線で活動しているタレントたちだ。また、グランプリ以外にも02年にはミス週刊少年マガジンとして中川翔子、ミスヤングマガジンとして安田美沙子。05年にはつんく賞として時東ぁみ、06年にはミスヤングマガジンに仲村みうが選ばれている。

 グラビアアイドルの登竜門的存在になっているミスマガジン。今年も例年通り開催されたが、昨年までに比べひと際注目度が高かった。理由は、田原俊彦の娘・綾乃美香にあった。彼女は見事準グランプリを獲得することとなったが、彼女の受賞には田原のコネが働いたのではとの声がネットを中心に噴出している。

 綾乃は、東京都生まれの17歳の高校3年生で、身長は1m57cm、3サイズは上からB76・W58・H80。グラビアで活動するにはプロポーション的に少々貧相かもしれないが、顔の造形は若い時の田原に似ており、美形の部類だろう。彼女は、約3年前にスカウトされ、大手芸能事務所のスターダストプロモーションに所属、今年の初めから芸能活動開始していたという。しかし、実質の活動期間が約半年で、ミスマガジン2011・準グランプリを受賞した彼女の、絵に書いたようなシンデレラストーリーに”コネ”を疑う声が上がるのは当然だ。

「ミスマガジンは、まず審査員の書類選考とカメラテストでセミファイナルに進む15人が選ばれます。この時点で、当然ながら綾乃が田原の娘であることは編集部に伝わっていたことでしょう。そして、グランプリは読者投票を参考にして審査員が選考します。あくまで読者投票を”参考”にした上で、綾乃を準グランプリに選んだのでしょうね」(芸能ライター)

 ミスマガジンセミファイナリスト15人が発表された後、各種報道機関が綾乃は田原の娘だと報じた。しかし、いくら注目を集めるためとは言え、そんなに簡単に田原の娘に受賞させるメリットはあるのだろうか。加えて田原と言えば、大手芸能事務所ジャニーズ事務所を飛び出したことで、数年前まではメディアで報じることはタブーであった存在。綾乃をミスマガジンで優遇することで、ジャニーズ事務所から不遇を被ったりはしないのだろうか?

「講談社は、08年に「週刊現代」で嵐・大野智の大麻3P以来、ジャニーズとはほとんど断絶状態。その後もジャニーズのスキャンダルを報じ続け、そして今年の6月には今まで各種報道機関が封印していた事務所社長のジャニー喜多川を誌面に掲載するなど、アンチ・ジャニーズの報道姿勢は増すばかりです。そんな時に反ジャニーズの象徴とも取れる”田原俊彦の娘”が、舞い込んでくれば、喜んでバックアップするでしょう」(同)

 最近ではジャニーズのタレントを使っただけでは、雑誌の部数やテレビの視聴率が上がらないことが浮き彫りになってきた。今までジャニーズ事務所は、自社のタレントのスキャンダルを報じようとしたマスメディアに圧力をかけてきたと言われる。しかし、今までであれば、綾乃は田原俊彦の娘であるがゆえにメディアに出ることが出来なかったであろう。彼女の存在が表に出てきたこともまた、”ジャニーズ”の圧力が弱まってきている証拠と言えるのかもしれない。

 受賞式で綾乃は、黒木メイサが憧れの存在であり、さまざまな役を演じられる女優になりたいと夢を語った。父と同様、芸能界の圧力などに負けず、女優への道を突き進んでいただきたいものだ。
 (文=明日春人)

『ミスマガジン2011 衛藤美彩』

 
グランプリなのに注目されないって悲しい。


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