うつ伏せオナニーがすごい!
オトコにとって、女性のオナニーほど興味をそそられるものはない。そのためか、アダルトビデオでも、男優との絡みを描いた作品よりも、女優のオナニー物を好むという人も少なくないだろう。ここでは、アダルトビデオのオナニーシーンはさておき、一般女性のオナニーに着目してみたいと思う。
アダルトビデオ同様に、指でクリトリスを刺激したり、膣内に指を挿入したり、中級者になってくるとピンクローターやバイブレーターなどの玩具を使っているのではないか、と一般的には考えられる。しかし、指も道具も使わずにオナニーを成立させ、なおかつ、そのやり方でオーガズムも得ているという女性も存在するのだ。
うつ伏せオナニーのやり方
一部の女性の間で、熱狂的支持を得ている、そのオナニーこそが”うつ伏せオナニー”である。やり方は、人によって個人差もあるが、以下の通り。
1.布団・畳などの上でうつ伏せになる。
2.股間全体を擦りつけるようなイメージで腰を動かす。
以上、たった二段階のステップで、彼女たちはオナニーを成立させ、オーガズムも得ている。服を脱ぐ必要もない。いや、服を脱ぐどころか、生理中に行なうことも可能なのである。性器に触れないのだから、衛生面の心配が不要なのだ。
気になるのは手の位置である。それに関しては、顔の横に添えるようにして置いているという女性もいれば、腕枕のように顔の下に置くという女性もいる。また、手の平で股間部分を覆うように包みこむという女性もいる。だが、指は使わない。
女性たちがうつ伏せオナニーにハマるまで
都内でネイリストとして働くAさん(20代後半・既婚)は、「実家が狭く、高校生まで姉2人と同じ部屋だったために、パッと見、自慰行為には見えないやり方に辿り着いた。それこそが、うつ伏せオナニーだった」と、うつ伏せオナニーのきっかけについて語る。確かに、服も脱がず、性器にも触れないのだから、仮に真っ最中に他者が部屋に入ってきたとしても、まさかオナニーしていたとは思わないだろう。
また、女子大生Bさん(20代前半・未婚)の場合は、自分の行なっているうつ伏せオナニーが、自慰行為であるという自覚がなかったようだ。「合コンとか飲み会で、『女の子もオナニーするんでしょ?』って聞かれても、本気で『しない』って答えていた。クリトリスを触っているわけでもなし、膣に指入れしているわけでもなし、うつ伏せになって腰を振っているだけで、まさかこれがオナニーだとは考えもしなかった」とのこと。
このように、うつ伏せオナニーとひとくちに言っても、人によって捉え方は様々であるが、愛好家女性に共通して言えるのは、皆「男性とのセックスが大好きである」という点だ。Bさんは「男性とのセックスで、指や男性器を挿入されるのは大好き! だけど、自分で(膣に)指を挿れるのは怖い。膣で気持ち良くなるためには、男性の存在が必要不可欠!」と語る。自分で指が挿れられないBさんが、膣で快感を得るには、セックス以外の方法がないということになる。
Aさんの場合はどうだろう。彼女は、指挿入に対する恐怖感はないとのこと。クリトリスオナニーや膣オナニーの経験もないわけではないという。しかし、「膣での快感は、セックス時だけのお楽しみとしてとっておきたい。日常のオナニーで指入れを行なわないぶん、男性に(指や男性器を)挿入された時の快感が倍増するような気がする!」と、セックスを楽しむために、敢えてオナニーでは指を使わないのだという。そして、「そもそも、クリトリスオナニーや膣オナニーよりも、慣れ親しんだうつ伏せオナニーのほうが気持ち良いし」と、付け加えてくれた。
私自身も、うつ伏せオナニー歴は20年以上になるが、私の場合は、クリトリスの剥き方がよくわからない、という理由も大きい。官能小説などを手本に刺激を加えてはみるものの、自分自身の力では、少し膨らむ程度で、勃起だの皮が剥けるだのにはほど遠いのだ。自己開発スキルが極端に低いのかもしれない。ところが、男性とのセックスでは、彼らはいとも簡単にクリトリスを勃起させ、剥き出しにしてくれる。男性の偉大さを思い知らされる瞬間である。だから私はセックスが好きなのだ。
尚、うつ伏せオナニーにもデメリットはある。それは、両脚をピンと伸ばした状態で腰を振り続けるので、ふくらはぎに負荷がかかるためか、異様に太くなってしまうのである。Aさん、Bさんも同様の悩みを抱えているとのことだった。余談ではあるが、街でふくらはぎが太い女性を見かけると、「うつ伏せオナニー愛好家に違いない!」と推測してしまうこともある。だからといって、ふくらはぎが太い女性=セックス好き、とまでは言い切れないが、その可能性は無きにしも非ず、といったところだろうか。