小向美奈子、フィリピンへ! 海外に拠点を移す有名人たち

*イメージ画像:『夢の海外移住計画
永住権を最短で取得するための指南書 世界の移民投資プログラム集』
著:ヘンリー・G.リーブマン

 覚せい剤取締法違反(譲り受け)で2月25日、警視庁に逮捕され、18日に処分保留で釈放となった小向美奈子。24日に再度フィリピンへ向かうとデイリースポーツが報じた(3月25日)。関係者によれば、やはりポールダンスの学校へもう一度通うとのことで、現地に到着後、すぐに永住権の申請をするという。小向美奈子本人は「執行猶予が切れるまでは滞在したい」と言っており、1年間は滞在する見込みだ。

 東京地裁で覚せい剤取締法違反(使用)により、有罪判決を受けたのが2009年2月26日。執行猶予の期間は3年だから、来年の2月いっぱいまでは、少なくともフィリピンにいる可能性が高い。確かに前回と同じように観光ビザでフィリピン入りすれば、ちょくちょく日本に戻ってこなければならなくなり、その度にマスコミに騒がれてしまう。永住権を取得していたほうが気が楽だろうし、フィリピンでの活動にも集中できるのではないだろうか。

 このように海外に拠点を移す有名人は、さほど珍しくはない。俳優では、ハリウッド映画「ラスト・サムライ」をきっかけとして、海外での俳優活動が本格化した渡辺謙が、09年に米国永住権”グリーンカード”を取得している。それまでは、すでに活動拠点を米国に移していたものの、撮影があるたびにビザを申請していたという。現地での撮影に集中するための永住権取得だったようだ。その後の米国での活躍はご存知の通り。映画「インセプション」ではレオナルド・ディカプリオと共演を果たしており、順調に活動を続けている。また映画『幸福の黄色いハンカチ』のハリウッドリメイク版『イエロー・ハンカチーフ』(2010年日本公開)に出演を果たした桃井かおりも、グリーンカードを申請中との噂がある。

 スポーツ界ではサッカー選手、キング・カズこと三浦知良がブラジルの永住権を取得していることが有名だ。カズは1980年代、ブラジルで活躍しており、こちらもサッカーに集中するためだったのではないかとみられる。また、かつて阪神タイガースに在籍、その後、ニューヨークヤンキースに移籍した伊良部秀輝も、メジャー引退後、同じく米国永住権を取得した。2009年頃は実業家に転身したという報道もあり、当時はロサンゼルスでうどん屋を経営していたが、現在は閉店。昨年にはロサンゼルスにおいて酒気帯び運転で逮捕されており、やや低迷している。

 歌手でいえば、氷室京介も、伝説のバンドBOØWY解散後の1994年にロサンゼルスに活動拠点を移した。ライブの際は来日するが、音楽制作はロスで行うという姿勢を貫いているようだ。根強いファンは今も多い。

 珍しいところでいえば、昭和の時代、司会をメインとして活躍していた大橋巨泉だろう。56歳で”セミリタイア”宣言をした後、海外に移住。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの永住権を取得しており、現在はギフトショップの経営の傍ら、ゴルフを楽んでいるという。とはいえ、忘れた頃に日本のテレビ番組にゲスト出演したりもする。

 このように永住権を取得したり、海外に拠点を置く著名人らは、あくまでも活動のための手段として、その道を選んでいる。そして状況に合わせ、日本で活動を行うなど、フレキシブルなところも共通している。小向美奈子には執行猶予という事情もあるのだろうが、ポールダンスの修行という目的がある。芸能活動を続けていく意思は固いはずだ。フィリピンで芸能活動を行うことも考えられるが、同時に日本でも活動を続ける可能性は高い。ひとまわりもふたまわりも成長し、また日本にやってくる日がくるのではないだろうか。

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