48手性交体位をご存だろうか。江戸時代の浮世絵などにも書かれているが、元をたどれば4世紀から5世紀ごろにヴァーツヤーナタというバラモン教の学者が編纂した「カーマ・スートラ」という、インドの聖典の中に描かれているものだ。別名「愛の経典」とも呼ばれ、エロいことが満載なのだが、決して情欲のためだけに書かれたものではない。
「カーマ・スートラ」などの古代インドの聖典では、カーマ(性愛)・ダルマ(聖法)・アルタ(実利)の人生の3大目的があるとされていた。本書では寿命を100歳と仮定し、少年時代に財を成す法を見つけ(アルタ)、青年時代に性交、五感の活動から快楽を得(カーマ)、そして、老人になり聖典に定められた規則に準じ、儀式などをとり行う(ダルマ)、ものが良いと説いている。そしてその中でも、一番カーマを重要視し、より深く知るために48手性行為体位などのテクニックが必要なのだとされている。単なる「エロHowTo」本ではなく、古代インドから伝わる正しい「愛」を知るための指南書なのだ。
48手性交体位において、まず重要になってくるのは性器の大きさだ。「カーマ・スートラ」では、男性器、女性器の大きさを動物に見立てており、男性器は、大きい順から馬・牛・ウサギ、女性器は牝象、牝馬、牝鹿の3種類に分け説明されている。この大きさに合わせてさまざまな体位を選び性交を行うのが良いとされる。
例えば、女性器が”象”の場合には、股間を締め小さくなる体位を、”鹿”の人には大きく股間を広げる体位で性交を行う。大きさが”馬”の女性は、男性に合わせて体位を変えることにより大きな快感が得らえる。鹿の女性が取る体位で推奨されているのは、頭を下げて股間をあげる「開花」型、男女が脚を伸ばしたまま身体を重ねるか、横になる型が象の女性に推奨される「半球」などとされる。
しかし、48もある体位を一度に覚えるのは大変なことだ。少しでも興味をもたれた方にはiPhoneを使い、48手を片手間に覚えることが出来る無料のiPhoneアプリ「KamaSutra Jpanese」をおすすめする。起動してすぐのトップ画像は女性を使っていながらも、エロ厳禁のAppleらしく体位の写真はデッサン人形で表現しているのが、シュール。それでもデッサン人形で形作られた体位だけでなく女性側の受け入れる形の取り方、男性側が挿入する際の注意点なども書かれており、分かりやく48手が紹介されている。現在の関係にマンネリ化しつつあるカップルには良い刺激になるのではないだろうか。
さらに「カーマ・スートラ」には、現存する48手だけで満足するのではなく、獣などを見て体位の研究をせよと書かれている。寒い夜が続くこの時期に彼女と同衾する際には、48手に紹介されている試したことがない体位に挑戦し、自らのエロテクニックを磨くとともに、新しい体位を最愛の人と探求するのも良いのではないだろうか。
(文=明日春人)
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