最近、忙しすぎる? そういう時は、食生活もおろそかになりがち。コンビニのお弁当や、インスタント食品ばかりに頼ってはいないだろうか。2、3日ならそれも仕方ないが、そんな食生活を何週間も続けていたら、体の調子は悪くなるし、もちろん結果として夜の生活にも支障が出てくるはず。
精力、性欲というものはやはり健康的な体と心があってこそのもの。そして、健康な心と体は基本的に、食も含む健康的な生活から来るともいえる。日本で有名かつ代表的な精力増強食といえば、やはり「ウナギ」が真っ先に頭に浮かぶ。という筆者も、体調が悪く食欲のなかった時に、唯一受け付けたのがウナギで、その後元気になったという経験がある。しかし、美味しいウナギはやはり高い。もっと気軽に毎日食べられて、精力のつくものはないものだろうか? と考える男性陣のために、ウナギを食べる習慣のないアメリカの男性向け雑誌「MEN’S HEALTH」誌が特集していた「精力改善の食生活」をここで紹介してみよう。彼女や奥様に協力してもらって(男性の精力アップ=ハッピーな恋愛生活)、毎日の食生活に取り入れてみよう。
まずは意外な食べ物の登場である。なんと「セロリ」には、男性の汗にも含まれる「アンドロステロン」という女性を欲情させるホルモンが多く含まれているという。そのままマヨネーズやハマスなどにディップして食べても、サラダやスープに入れてもいいが、他の栄養たっぷりの食べ物とともに野菜炒めにしても美味しそうだ。たくさん食べれば、自然に女性を惹きつける「歩く欲情マシーン」になれるかもしれない(注:保障なし)。
さてお次に登場するのが「アボカド」。古代アステカ王国では、アボカドの木を「タマタマの木」と呼んでいたそうで、それほど精力増強に効果があるということである。アボカドに多く含まれるビタミンB6は、男性ホルモンの生産を活発にするのだそうだ。日本でアボカドといえば、わさび醤油で食べるのが一般的であるが、メキシコ料理が一般に普及しているアメリカでは、メキシカン風にグアカモレディップを作って気軽にコーンチップ用のディップとして食べたり、サラダに入れたり、チキンなどと一緒にトルティーヤに包んで食べるのが人気だ。
次は日本でもお馴染みのいちじく。性的なスタミナを活性化し、性欲をアップするアミノ酸が多く含まれている。日本ではそのまま果実として食べるのが普通だが、加熱すると他の果物同様甘みが増すので、「MEN’S HEALTH」誌では小さく切って加熱したものをプレーンヨーグルトなどに入れて食べるのをお勧めしている。筆者の母親は、いちじくを使ってジャムを作っていたが、何か狙いがあったのであろうか。
そしてやはりと言おうか、にんにく。これは日本でも精力をつける食物として知られているが、それはなぜかというと、生殖器への血流を促す「アリシン」という物質が多量に含まれているせいだそう。にんにく料理は日本でもたくさん見つけることが出来るので、ここで紹介するまでもないだろう。
さて、ここまでに紹介した食べ物はすべて野菜と果物。決して、肉を食べるだけが精力増強に繋がるわけではないのである。「MEN’S HEALTH」で他に紹介されているのは牡蠣で、亜鉛が精子の生産を活発化するのだという。ここに登場した食べ物でなくても、「アンドロステロン」「ビタミンB6」「アミノ酸」「アリシン」そして「亜鉛」を多量に含む食べ物を積極的に食生活に取り入れれば、きっとあなたの精力と性欲を活発化してくれるだろう。
あとは、部屋でごろごろしていないで積極的に出かけたり、運動をしたり、早寝早起きなど生活リズムを整える努力をして総合的な健康改善に努めてみることだ。健康な体というのは総合的に出来上がっていくもの。体調がよくなれば仕事などで能率が改善するばかりか、ベッドルームでのパフォーマンスにも磨きがかかること請け合いである。
(文=相馬 佳)
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