「あんっ……痛い……けど、気持ちいい」
「だめだめだめ~っ!! そこは痛い~ぃ、い? いいかもしれない!?」
「あっ……痛っ……死ぬぅ。ん? そこは天国っ♪」
痛いのに気持ちよくって悶えちゃう。美女たちが発するこれらの言葉は何を表現してるんでしょ!? 処女喪失の瞬間の苦悶の雄叫び? もしくは、デカすぎるアレをキツキツのアソコに無理やり突っ込まれた時の悲鳴?
正解はマッサージ。このDVDは、いわゆるセックスありきのAVとは違い、見るだけでニヤニヤが止まらなくなる超フェティッシュな作品。雑誌編集者兼クリエイティブディレクター兼フォトグラファーの米原康正さん、通称YONEさんが考案した『モミ撮り』という手法で撮影された、無防備な美女たちの痴態を集めた作品集なのだ。簡潔にまとめるなら、美女とエロとアートが融合した、ちょっぴり知性派のアダルトビデオといったところ。
YONEさんに揉まれちゃう女の子たちは、グラドルをはじめとした7人のビキニ美女。手の届かない存在と思われている彼女たちの、”実はおウチではこんな表情”的なリラックスした顔の中に見えるエロをテーマに、ひたすら揉まれ続けるだけの風変りな内容だ。
たしかに美女が悶絶するだけの光景に過激なエロスはない。しかし、カメラで表情を捉えられた時に見せる恥じらいの顔は、萌え要素満点。また、激痛と快感の狭間で腰をくねらせ、じっとりと脇汗をかきながら、じたばたと暴れまわる姿も超貴重だ。こんなユルユルな顔、信頼している、気を許した男だけにしか見せないもの。完全服従の白旗であり、私を好きにして下さいと言ってるも同然の行為なのだから。
ちなみに声フェチな筆者は、快感のツボを押された瞬間に漏れる、脱力系の吐息を聞いているうちに、アドレナリンがドクドク放出されてしまい、自分でもビックリ。かなりフリ幅の広いフェチ作品なので、筆者同様に思わぬ性感帯を刺激されて、驚く人が多いんじゃないかと思う。もしかすると、この作品は自分の中に眠る変態性をほじくり出す秘薬なのかも!?
(AV評:文月みほ)
◆メーカー:SODクリエイト◆品番:SDIP-001◆時間:115分◆価格:2480円