またもや米国でロシア美女が逮捕!! 「美しすぎるハッカー」の運命やいかに

*イメージ画像:『秘密 ~僕の彼女は女スパイ!?~』 出演:川崎希

 「ハッカー」(あるいは、「クラッカー」)というと、多くの人は、非社交的で、暗い部屋に閉じこもるオタク男性をイメージするかもしれない。多くの映画ではハッカーがそのように描かれているし、実際に、コンピュータ犯罪の容疑者としてニュースに現れるのは、あまり魅力的でない男性の割合が高い。そんな中、米国で逮捕されたロシア人の「美しすぎるハッカー」が、話題を呼んでいる。

 東欧・CIS諸国からの渡米者らと結託、開発したウイルス「ゼロ・トロイヤン」を利用して数億円相当の金額を盗み出し、国外に送金していた疑いで逮捕されたクリスティーナ・スヴェチンスカヤ容疑者(21)。逮捕以前からインターネット上のソーシャルサイトに自画像を公開しており、その美貌で人気を集めていた「美人ハッカー」だ。彼女が逮捕されたニュースが流れるやいなや、世界中のコンピュータマニアたちから「歴代1位の美人ハッカー」という評価を得るに至った。逮捕されたときの写真にも、どこか精悍な美しさが垣間見える。

クリスティーナ・スヴェチンスカヤは壁紙サイトが出来るほどの異常人気

 「米国で逮捕された東欧美人」というと、真っ先に思い出すのは、今年夏に逮捕された「美しすぎるスパイ」のアンナ・チャップマン(28)。彼女の場合、旧ソ連のスパイ機関・KGBの後継である「FSB」の所属であり、ロシア政府の関与が明白だったことから、米露間でのスパイ交換によって釈放された。

アンナ・チャップマンのマグショット Wikipediaより

 一方、今件のクリスティーナ容疑者はロシアン・マフィアとの関連が深いと考えられており、米国の法に則って、30年以上の実刑が課される可能性があるという。 東西のスパイ事情に詳しいライターのA氏は、こう語る。

「現地で東欧系の移民や留学生とのネットワークを築いたりと、情報機関の要求する能力をある程度満たしているといえるでしょうね。当人のコンピュータ技術がどれだけのものかにもよるでしょうが、ロシアも中国など各国との『サイバー軍拡競争』の真っ只中にあるため、今後のスパイ交換の際に、ロシア側が要求してくる可能性も捨て切れません」

 東側諸国のスパイ機関では、人員の採用にあたって、知能検査を重視していることでよく知られている。前述の美人スパイ、アンナ・チャップマンの場合には、そのIQは150以上とも。クリスティーナ容疑者も、かなり高いIQをもっていると思われる。

 もしクリスティーナ容疑者が、米国内での懲役ではなく、ロシアに強制送還された場合には、その辣腕を買った政府系情報機関に雇われるのでは、というのがA氏の推測だ。ただし、盗んだ金額の大きさから、やはり米国内で懲役に課される公算が高いとのこと。

 ちなみに、スパイ交換でロシアに帰国したアンナ・チャップマンの場合、英国時代に元夫との「ハメを外した」画像や動画が流出している。クリスティーナ容疑者の場合にも、同様の流出劇が巻き起こる可能性は否定できない…。

 果たして「史上最も美しいハッカー」を待ち受けるのは、「女囚モノ」のような囚人生活か、それとも祖国ロシアでの「新たな裏稼業」なのか?

『ハッカー・プログラミング大全 攻撃編』

 
攻撃は最大の防御とも


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