埼玉県さいたま市で起こった、世にも不可解というか、滑稽な性犯罪事件が起こった。
同市桜区山久保の市道で、帰宅途中だった21歳の女子大生に対し、24歳の男が後ろから近づき、スカートをまくりあげ、下着を引きちぎって奪った。男は浦和西署の署員に強盗容疑で現行犯逮捕されたが、警察の調べに対して、「女性を襲おうと思って、手がパンティーに引っかかってしまっただけ。奪おうとしたわけではない」と供述しているとのこと。
この男、強盗の容疑を否認する一方で、明確にレイプの意志があったことを認めている。このニュースが「mixiニュース」に転載されるやいなや、数千人のユーザーによってコメントがつけられ、大きな反響を巻き起こすこととなった。その多くは、「女目当てで、パンティー目当てではない」と公言する男の、変質的なまでの正直さに言及したものであった。
しかし、どうやら男のこの発言には、一読するだけでは理解しがたい「裏」があるようだ。
「一般に、強姦は重罪というイメージを持たれていますが、強姦罪の量刑が懲役3年以上であるのに対して、強盗は5年以上と、強盗のほうが重い量刑が課されるようになっています。下着目当ての犯行ということになると、これは強姦罪ではなく(逮捕容疑である)強盗罪にあたるので、より長い懲役が課される可能性があることになります」(都内、弁護士の男性)
また、今回の事件では男性器の挿入が行われていないため、強姦ならば未遂となり、実際にパンティーを奪った強盗罪よりも、男にとって軽い処分が期待できるのだという。
ちなみに、強姦、強盗の量刑はともに有期刑だが、強盗と強姦をともに満たすと、無期懲役の量刑を含む罪に問われることもある。
「今件では当てはまりませんが、もしも下着を奪い、なおかつ性行為も既遂、つまり男性器の挿入が行われている場合には、『強盗強姦罪』の適用対象となります。これは無期又は最大7年以上の懲役となり、強姦、強盗のどちらよりも重い罪となります」(前出)
現場の状況からは、パンティーを奪うことが目的だった可能性が有力視されており、男は強盗罪で裁かれる公算が高い。だが、取調室で出た、一見して「苦しすぎる言い逃れ」は、実は計算尽くの言葉だったのかもしれない。
だがしかし、そもそもそれだけの賢さがあるならば、はじめから女子大生のパンティーを強奪しようとか、襲おうなどと考えるべきではないことは、言うまでもないだろう。
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