＜ニューヨーク発＞
ニューヨーク州バタヴィアの公園で性行為をしていた男女が、パトロール中の警察官に見つかり現行犯逮捕された。地元新聞の「The Batavian」紙によると、逮捕されたのは先週の夕方5時だというから、夏時間の今、まだ「白昼」と言ってもいいほど外は明るい時間である。そんな時間に堂々と、子どもたちが遊ぶプレイグラウンドの近くにあるピクニックテーブルでコトに及んでいたというから、逮捕されても無理はないだろう。ちなみに、逮捕時、男性（29歳）のパンツは降りたままだったそうだが、女性は服を着けていたという（服を着たままでも、もちろん出来る）。彼女は警察官に向かって、苦し紛れに「彼と話していただけ」と言い逃れをしたそうだが、後に容疑を認めたという。
さて、それだけならまあよくある話。厳重注意と書類送検程度で終わるはずだったこの逮捕劇だが、実はこの女性が既婚者だったことから話がややこしくなった。ニューヨーク州では既婚者が道を踏み外した場合、なんといまどき「Adultery（姦通罪）」なるものが適用され、逮捕される可能性があるという。つまり、浮気者は逮捕・起訴され刑務所行きになる場合があるのだ。
アメリカではこのように、特に性的なことに関して、はるか昔に作られたような法律が未だにノータッチで残っている場合がよくある。州によっては、オーラルセックスを法律で禁じているところさえあるのだ。この場合は、逮捕された女性の顔と既婚者である事実を知っていた警察官が逮捕時に姦通罪を適用したという。
さて、逮捕されたこの42歳の女性、嘘をついた後にようやく容疑を認めたまではいいが、その際「実は、夫が性転換手術を受けており、セックスが出来ないので」などというぶっ飛んだ説明をしたらしい。後に、The Batavian紙の記者が女性の自宅を訪れ、女性の夫をインタビューしたところ、彼は自分が性転換手術を受けたことを否定したという。
（文＝相馬 佳）
石田ゆり子、いいよね♪