決意のデビュー作は6月10日発売!

黒い契約書にサインし、着エロアイドルがAVデビュー! 裏シンデレラ誕生!!

「普通のデビュー作じゃないけれど、いいんですか?」

 そんなAV監督の問いかけに、震えながらも首を縦に振り、黒い契約書にサインをする美少女がいた。彼女の名前は美咲恋(みさき・れん)。聞き覚えるある方もいるだろう。第2回SODシンデレラオーディションにノミネートされながらも、惜しくも敗退。AV業界から消え去ったはずの、あのコスプレアイドルだ。

 今、AV業界は例年にないほどの新人デビューラッシュ。元アイドルから普通の主婦までが、毎月のようにデビューしている。しかし、その一方で長引く不況のあおりで、AVメーカーは軒並み撤退。大手メーカーまでも発売本数を減らしている有様だ。それゆえ、彼女のようにAVに出たくてもデビューの機会すら与えられない者が溢れかえっている。

 そんな状況の中、敗北者・美咲恋の下した決断は、どんな厳しい条件も受諾するということ。たとえ屈辱的なプレイでもハードな凌辱でも、AV女優としてデビューできるならばそれでいい。そうして彼女は、6月10日に『裏シンデレラ』の十字架を背負ってAVデビューを果たすこととなった。

 そんな崖っぷちアイドルのデビュー作は、衝撃のひと言。純白のイメージからの脱却を意味するような漆黒の羽根を纏って登場。初脱ぎの直後に失禁を命じられ、フェラのはずが頭を押さえつけられ突如イラマチオに。最後には複数のセンズリ男たちに取り囲まれ、溜まりきったザーメンを可愛い顔にぶちまけられてしまう。苦しさの余り、マスカラが剥がれ落ちるまで泣き崩れ、黒い涙を流す姿に絶句。

 そんな過酷なAVデビュー作を撮り終えたばかりの美咲恋本人に今の心境が聞くべく、早速インタビューを申し込んだ。

──発売中のイメージDVDは4本。コスプレ販売メーカーと正式契約を交わすコスプレモデルでありながらも、AV女優になりたいと思った動機は?

「私の存在と個性を多くの人に知って欲しかったからです。コスプレや着エロのお仕事を頂いてはいますけど、完璧に作りこまれたイメージの中の『美咲恋』には満足できなくなったんです。まるで小●生か中●生に見えるような格好をして、個性も何も出せるわけがありませんよね。そんな時に雑誌を見て綺麗な女の子がいるなぁと思っていたら、それがSODの女優さんだったんです。私もこんな風に素敵に撮って欲しい。その憧れが強くなっていって、オーディションに応募しました」

──ところがオーディションでは敗退。なぜSODからAVデビューすることになったんですか?

「オーディションを見ていたSODのプロデューサーさんが私を気にいってくださって、撮影チームを作ってくれたんです。『敗者に光を当てて、グランプリに負けない作品を作るぞ~』って熱くなってくれてるんです」

──裏シンデレラという肩書きには満足してますか?

「私はコスプレモデルではあるけれど、コスプレーヤーではないんですよ。ただ綺麗に撮って貰いたいという願望が強いだけなんです。今回の作品は、泣いてる顔や恥ずかしがってる顔を褒めていただいたわけですし、違う意味の綺麗かもしれないけど、共通するものはあると思うんです。シンデレラになれなかった以上、彼女たちと平行線でデビューできるなんて思っていないし、AV女優が溢れている時代に、他の子と同じ位置からのスタートでは意味がないと思っています。後から振り返ったら凄いことしたなって思うかもしれないけど、これが私の本当の姿なので満足しています」

──イラマチオのシーンでは号泣してましたが

「イラマチオなんて言葉さえ知らなかったけど、やってみたら悪くないんですよね~(笑)。一番大変だったのは、男優さんの中にMな方がいて遠慮しちゃうんですよ。でも監督が妥協しない方なので、その男優さんが本気で責めるまで何度も撮り直しすることになって。顎が外れるかと思いました」

──セックスもデビュー作とは思えない激しさでしたが、怖くなかったですか?

「怖かったですよ。男優さんはスタジオに入ってくるなり、何やらトレーニングみたいなこと始めるし、スタジオには磔台とかギロチンとかあるし。でも、撮影が始まったら、男優さんがドSだったお陰で、演技でイヤがるそぶりをすることもなく、気がついたらありのままの自分をさらけ出せたんです。苦しかったけど、終わった後の達成感は今まで味わったことのない気持ち良さでした」

──ぶっちゃけ本当にしたかったことは?

「自分にはどんな魅力があるのか判らなかったし、今回は監督さんやプロデューサーさんに、いい色をつけていただいたなと思います。でも、今後好きなことをやらせてもらえるなら、学園ドラマとかやってみたいですね。先生と私が両想いでイチャイチャするような。幼な妻とかもいいかな。漫画みたいだけど(笑)」

──そもそもセックスは好きですか?

「そうですね。初体験は早い方だって言われます。中3なので。相手は卒業した先輩。キスしてるうちに『もう我慢できないからお願いします』って頭下げられちゃって。心構えしてなかったから怖かったんですけど、そこまでお願いされたら可哀そうになっちゃって」

──押しに弱いのは昔からだったんですか?

「え~、そんなつもりは。でも、そうかな。最初は指を入れられて、痛くてイヤだったけど慣れてきて、挿入の時には叫ばなかったし。というか叫べなかったというか……。隣が彼のお兄ちゃんの部屋だったから、声出さないでって言われて我慢したんです。けど、途中からそんな可哀そうな自分に興奮してきちゃって(笑)」

──(笑)。では、最後に読者にメッセージを

「まだ自分らしさを探し中ですが、これからもいろんなことに挑戦して、新しい魅力を身につけていきたいです。どうか末長く見守っていて下さいね」

 このインタビューの最後に、「このままハード路線一本になるのは怖い」と本音を聞かせてくれた彼女。それでも一度走り始めた道は貫きたいとも語った。彼女にとってのAVデビューは、堕ちるためではない。黒い羽根でも翼には違いない。この恵まれたチャンスを活かし、まだ見ぬ理想へと羽ばたいていくことを期待したい。
(取材・文=文月みほ)

『あの着エロアイドルがついに脱いだ!「私はそれでもAV女優になりたいんです…」』美咲恋

ハードコア女優という看板もあり!


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