「AVに出たい」と、面接を希望する素人娘からの連絡が引っ切りなしに入ってくるという素人系ナンバーワンメーカー・プレステージ。まさに、この作品はプレステージだからこそ撮れた奇跡の内容だと思う。面接をしても理想的な子でなければ、即断ってしまうというメーカーゆえ、出演する子がとにかく綺麗かつエロい。面接依頼が多いからこそ、妥協することなく、ハイクオリティーな作品を生み出すことができるのだ。
この『女子のお宅に、おじゃまします。』シリーズは、面接で合格した女の子の家に、いきなり押しかけて撮影をしてしまうという骨太な内容。一歩間違えれば、グズグズになってしまうのだが、女の子の質が良ければ、何が起きてもオールオッケー。たとえ部屋がどうしようもなく汚くても、逆に萎縮するくらい豪華でも、可愛い女の子の生活を垣間見れるという点で成り立ってしまうのだ。シンプルながら、なかなかのアイデアだと思う。
さて、第8弾に登場したのは、現在、パチンコ店で働くフリーター美女。堀北真希似のクールな20歳で、一見、AVに出るようなタイプには見えない。ところが、部屋に行ってみると大きなコタツが占拠し、干しっぱなしの洗濯ものや乱雑なクローゼットなど、プンプンと親近感が匂ってくる。そこで突っ込んだ話をしてみると、実に押しに弱いことも判明。男を部屋にあげるのは初めてだと言いつつも撮影を許可してしまう。
その後の撮影スタッフの手際の良さは感動もの。時間差で異なるタイプの男優を訪問させ、同じ部屋の中なのに、全く違った画を楽しませてくれるのだ。
まずはスケスケナースのコスプレでガチンコセックス。お次は彼女の希望で緊縛師が呼ばれ、本格的な麻縄緊縛プレイを楽しませてくれた後に、なんとドカドカと大量の汁男優がつめ寄せ、まさかの大量ぶっかけに突入。さっきまでの女の子ルームが、一気に修羅場と化していく様は圧巻だ。ラストはボンデージ姿で3P。休む間もなく貫かれ続け、彼女の美しいお顔は部屋と同様にぐちゃぐちゃに乱されてしまう。男優の激しすぎるピストンのせいで、積んであった漫画が崩れるというハプニングもまたリアルさを物語っている。
プライベート臭漂う中で、超本格AVセックスプレイが見られるのも貴重だが、部屋が物語るそのコの素顔もまた貴重。他では味わえない生々しいまでのエロスは、癖になりそうなほど濃いお味だ。
(AV評:文月みほ)
◆メーカー:プレステージ◆品番:SHS-036◆時間:130分◆価格:3800円