【有名人に遊ばれた女たち 7】

【グラドル告白】私は、プロ野球実力派投手Nの夜のブルペンキャッチャーだった

 いまプロ野球選手たちは来たる開幕に向けて、シーズンを通して戦い抜くカラダを作り上げている。いわば大事な調整期間中なのだが、自分のカラダより女性関係のゴタゴタを調整しなければならない選手がいる。セリーグ某球団の要であるピッチャーNである。真相を語ってくれたのは、23歳・Tさん。職業、グラビアアイドル。

 私はもともと「プロ野球選手のお嫁さんになりたい」という願望がありました。そのために(出会いの可能性を広げるために)グラドルになったようなところもあって……。で、去年の夏、友達からプロ野球選手との合コンに誘われたんです。もう「これはチャンス!」と気合入りまくりました。そこで出会ったのがNでした。最初Nが来るって聞いたときは胸がトキメキました。だって、すごい活躍してるし、年棒もいっぱいもらってるし。

 でもグラドルって軽く見られることが多いので、その合コンには女子大生として参加しました。実際、私はグラドルをやりながら現役の女子大生でもあったので、あながち嘘ではないかと(笑)。

 場所は恵比寿の和食個室ダイニングでした。芸能人御用達の隠れ家的なお店で、それをマスコミとかも嗅ぎつけていて、週刊誌の芸能人スクープにもよく出てくるあのお店です。いま思うとずいぶん思いきった場所でやったなと苦笑いですが。

 合コンは22時から開かれました。なぜそんな時間かと言うと、Nはその日、ナイターだったんです。Nの都合に合わせて、試合終わりでやることになっていて。プロ野球選手ってタフだなって思いました。

 合コンは4対4だったんですが、男性陣のメンツを見て驚きました。Nの他にいたのは、なんとNのチームの対戦相手の選手だったんです。びっくりしました。だって、食うか食われるかの厳しい世界ですよ? 命がけで戦ったあと、同じ合コンに参加するなんて……。まあでも、そんな気持ちは微塵も出さず、憧れのプロ野球選手との出会いを楽しみました。せっかくだし、一流選手と言っても過言ではないNがいるし。

 私は最初からN狙いで、ちょくちょくアイコンタクトを送りました。Nもそれに気づいて、だんだん目が合うようになって。で、お酒が進むにつれて場の雰囲気も打ち解けていき、Nが私の隣に来ました。私はお酒の力を借りて、ここぞとばかりにNにしなだれかかると、Nは肩を抱いてきました。もう夢のようでした。Nの胸の中でカラオケを歌ったり、見つめ合ったり。Nとの将来をちょっと想像しちゃったり。

 合コンは朝4時でお開き。プロ野球選手たちは女性をお持ち帰りしようとし、次々とカップルが誕生していきました。私は無事、Nにお持ち帰りされることに。心の中でガッツポーズしちゃいましたね。週刊誌の張り込みを気にしたNは、私にホテルの部屋番号を書いたメモを渡し、ひとりでタクシーに乗って先に向かいました。少し時間をおいてから私もタクシーでNの待つホテルへ。

 部屋に入るなり、すぐにキスされ、ベッドに押し倒されて、ほどなくしてカラダの関係になりました。がっちりした肉体と、ほんのり漂う汗の香りが男らしいなぁ、なんてのぼせちゃったんですが、すぐに気づくべきでした。Nの恋人になれると期待していた自分がバカでした……。

 Nとは、彼が東京に来たときだけセックスをする、ただそれだけの関係。しかもそんな状態も長くは続きませんでした。カラダの相性が良くなかったのか、それとも着エロのDVDを出してるグラドルっていうのがバレたのか。シーズンオフと同時に連絡が取れなくなりました。そりゃそうですよね、手ブラや手パンしている女なんてお嫁にしたくないですよね。

 でも、憧れのプロ野球選手にバックで突かれて幸せでした。

 プロ野球選手に遊ばれた話を笑顔で語ってくれたTさん。だが、瞳が悲しそうだったのを私は見逃さなかった。今後、Tさんがどう動くかは分からない。Nがスポーツ新聞の芸能欄を賑わさないことを願う。Nが賑わすべきページはスポーツ欄なのだから。

(取材・文=精子(せいこ)スペルマー&ナナミ・ブルボンヌ)

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