実は性の祭典でもある?

バンクーバー五輪でコンドーム10マンコ配布の太っ腹!

※イメージ画像 photo by ChepeNicoli from flickr

 冬季オリンピックが幕を閉じ、選手も観客も姿を消したバンクーバーで、隠れた 「最高記録」が話題に上っている。エイズ予防キャンペーンの一環として選手村などで配布されたコンドームの数が実に10万個余りに達し、冬季五輪としては過去最高だったというのだ。

 コンドーム配布数について過去記録の確認は難しく、歴代の開催都市などから異論が出る可能性も否定できないが、バンクーバー・コースタル保健局の報道担当者クレイ・アダムズ氏は「少なくとも公共保健界の評判によれば、バンクーバーが王座を獲得した」と胸を張る。

 コンドームはブリティッシュコロンビア州の保健当局が用意し、17日間の会期中に宿泊施設やイベント会場で配られた。アダムズ氏によれば、当初の10万個に加え、「不足しているというウワサ」を受けて、カナダ・エイズ研究財団がさらに8,500個を提供した。配布の対象は一時、「選手や関係者のみ」と報じられたが、アダムズ氏は「選手村で配ったのは約4万個。そのほかに治安、支援要員やボランティアの宿舎、観客らが訪れるコンサート会場のトイレ、医療機関などさまざまな場所に置き、街頭でも配布した」と強調する。「このように世界から注目を集める場は、エイズ啓蒙の絶好のチャンスだ」というわけである。

 オリンピックといえば世界中のトップアスリートが集まっており、ほとんどの選手が10代後半から30歳くらいまで。健康的な肉体であれば、性欲が沸かないのは逆に不自然なくらいだ。

 今回のオリンピックでも、スノーボード男子ハーフパイプで銅メダルを獲得したスコット・ラゴ(米国=22)が競技後のパーティで、メダルを股間にブラ下げて、女性に仁王立ちフェラをさせているような写真を撮った、として騒動となり、自主帰国したのは記憶に新しいところ。同じスノーボード競技で、腰パンと「反省してま~すw」発言によってバッシングを受けた国母選手どころの騒ぎではない。

 日本ではさすがにオリンピック開催中のSEXスキャンダルは聞いたことがないが、モーグルの里谷多英(33)は05年2月、酒に酔って暴行事件(クラブ内でSEXしていた、との説が根強い)を起こし、トリノでスノーボードハーフパイプ代表の今井メロ(22)は07年に大阪のホテトルで働いているという報道もあった。たまたま冬季五輪の女子選手2人が話題となったが、いくらストイックな選手生活をしていても、恋もしたいし、好きな人とSEXしたいという気持ちは普通の女性と同じだろう。
 上村愛子(30)と同じスキー競技の皆川賢太郎(32)の結婚も、いわば職場結婚のようなもの。W杯などで常に海外を同時期に転戦している二人、海外では日本ほど騒がれないので、デートもしやすかったと思われる。

 ちなみに、海外でモテる日本人女性選手はというと、浅田真央ちゃん(19)は確かに可愛くて人気があるが、いわゆる恋愛対象としてではなく、切れ長の目のアジアンビューティな女性がモテモテなのだという。トリノでは荒川静香(28)が人気だったようだし、夏季五輪では柔道の谷亮子(34)や、サッカーの沢穂希(31)なども人気があったそうだ。特に沢は、北京オリンピックではナンパされまくりだったとか。

 ところで、選手村でコンドームを配布することに対して、ネット上でのコメントは感情的なものから賢者モードまで様々だった。

・あまり知られてないようだけど、オリンピック村はある意味S○X村だから
・まさかマオちゃんやミホちゃん、ナオちゃんは使ってないだろうなああああ
・競技を控えた選手はやらんだろうし、競技終わったら帰国するし殆ど使うこと無いでしょ? 部屋も相部屋だしな
・使わなくても、記念に持って帰る選手も多いみたいだね

 最後に引用したコメントにもあるが、実際に全部を期間中に使ったから足りなくなったわけではなく、コンサート会場のトイレや街頭などでの大量配布に加え、選手や関係者が記念品として持ち帰ったり、あるいは上質なコンドームの普及していない国の選手たちが大量に持ち帰ったことによって足りなくなった、というのが真相のようだ。もちろん実際に使用されたモノもあっただろうが。

 しかしオリンピックはあくまでも「スポーツ競技」の国際大会。コンドームの使用はもちろん大切だが、次回ロンドン五輪では光り輝く金メダルを一つでも持ち帰ってほしいところだ。
(文=高田コウイチロー)

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