キュートな顔立ちとパーフェクトなボディー、愛らしいキャラクター、そして類まれなる”潮吹き”で、トップAV女優として活躍した紅音ほたる(26)。しかし、2008年11月2日のイベント「ほたる☆フェスティバル」をもってAV女優を電撃引退。あれからおよそ1年4カ月。彼女の今を追った──。
──引退後はどんな毎日を送ってたんですか!?
紅音ほたる(以下、ほたる) 女の子の性の悩み相談とかHIVの予防啓発運動とか、草の根運動的なことをしてきました。AVを引退したのは、性に対して消極的な女の子の力になりたいっていう気持ちが大きかったんで。
──実際にはどんな活動を?
ほたる 最初はmixiだったんですけど、「オトナの保健室」っていうブログを作ったり、「ホタラボ」っていう女の子限定の悩み相談SNSを作ったりして、ネットで悩み相談をしています。ブログは、一つの悩みに対して私がアドバイスをするって感じだったんですけど、SNSのほうは、悩みに対して他のメンバーの女の子たちもいろんな意見を出してくれるので、すごく参加感があって盛り上がってます。最近はツイッターにも力を入れてます!
──そこまで女の子の力になりたいって思うようになったきっかけは、そもそも何だったんですか?
ほたる 2007年の11月に早稲田大学でエイズイベントがあったんですね。AVの世界ではちょっとした有名人だったから、「ストップ! エイズ」っていう感じの役で呼ばれたんですよ。そのイベントの時、「AVは性の教科書になってる」という話になったんです。私、AVはファンタジーやと思ってたから、「AVしか性の教科書はない」みたいな話にめっちゃショック受けて。
──AVって、無茶してることよくありますもんね~。
ほたる そう、女の子を傷つけるかもしれないようなレイプもんとか、非現実的なこともいろいろあるから、私の中では妄想であってほしかった。でも、それが現実とごっちゃになるくらい日本の性教育が遅れてるんやったら、私が力になれへんかなぁと思ったんです。
──例えば、女の子からはどんな相談が?
ほたる 「イッたことないんですけど、イクって何ですか?」とか、「オナニーではイケるけどセックスではイケない」とか。似たような悩みが多いですね。やっぱり女の子同士って、普段そういう話をしにくいからやと思います。
──ほたるちゃんからは、どういうアドバイスをするんですか?
ほたる セックスでイケない子は、たぶん自分でする時の刺激に慣れすぎてると思うんです。だから、本番中に自分が普段してるオナニーしてみたらどうかなってアドバイスしました。
──なるほど(笑)。印象に残ってる相談事は他にないですか?
ほたる 「私、ビラビラの右の方が長いんです」とか(笑)。
──え~っ! そんなのほたるちゃんでも答えようがないよね……。
ほたる 正解がないんですけど、女の子同士で相談できることが大きいんです。「悩みを共有することで、みんな元気になっていこうよ!」みたいな感じですね。心を開かないとアソコは開かないんですよ!
──名言いただきました(笑)。