<アメリカ>
アリゾナ州フェニックス在住のマーリーンさんは、誕生日に、友人からメイドサービスによる家のクリーニングをプレゼントされたそう。普通、メイドサービスといえば女性がやってくる場合が多いが、マーリーンさん宅に現れたのは筋骨たくましい男性だった。その男性は、マーリーンさんの家に入るやいなや、着ていた服をさっさと脱ぎ始めたのである。そして、ブリーフ一枚の姿になった男性は……、
掃除機を使って、せっせとマーリーンさん宅の掃除を始めたのであった。
この、下着姿の男性によるメイドサービスは「Jockstrap Maid Service(ジョックストラップ・メイドサービス)」と呼ばれ、CBS Newsによると、現在全米40都市で利用可能という。「ジョックストラップ」というのは、「男性のモッコリ下着」という意味である。何でも、不景気で副業をしたい男性の応募が増えているそうで、そんな男性に自宅の掃除をしてもらう女性側にも大好評だとか。
「どうせ自分の家では下着姿で掃除してるんだし。これでお金をもらえば一石二鳥だよ」というのは、マーリーンさん宅で掃除をする男性の弁。不動産業者の彼は、不景気で副業をする必要に迫られたのだとか。マーリーンさんのほうは、「これから彼を定期的に雇おうかしら。友人にも勧めたいわ」とワインをすすりながらそんな光景を眺めて嬉しそう。
そのJockstrap Maid Service社のウェブサイトを覗くと(www.jockstrapmaid.com)、こちらはかなり怪しげな雰囲気……。限りなく裸に近い男性(メイド)の写真がずらりと並び、まるでストリップバーのようである。掃除だけなら罪がなくて可愛いものだが、中には「掃除だけじゃなくて、マッサージも出来ます」などと言っている男性もいるようで、そこまで行くとメイドサービスの管轄を越えている。もう少しさわやかな印象のサイトにしたほうが、女性客も安心してコンタクト出来ると思うのだが……?
この男性によるメイドサービス、不景気の日本でもそのうち人気が出てくるかもしれない。
(文=相馬 佳)
日本男性は、こちらがお好み?