タイガーウッズの軟禁治療で話題となり、注目を集めているセックス依存症。女性の病気と勘違いされることもあるが、実際のところ、女性よりも男性の方がかかりやすい病だという。そんなセックス依存症に侵されていた俳優が日本にもいる。昨年12月、クラシック音楽系の映画が封切りになったTである。
彼のセックス依存症に振り回されたというA美さんに話を聞いた。
もともと私はTのファンでした。まだ全然売れてない頃、初出演映画を見て大ファンになり、それからは彼と出会えるツテを探しまわる日々。最初こそ業界の注目度も低かった彼でしたが、2001年、男子のシンクロナイズドスイミングを題材とした映画出演をきっかけに人気は上昇。その時期に私は彼と出会い、セックスに溺れたのでした。
彼と私をつなげたのは、バイト先のキャバクラで知り合ったグラビアアイドルS。彼女には肉体を奉仕する代わりに、金銭的な援助を受けている人物がいました。IT系の社長という肩書きでしたが、交友関係が広く芸能界にも精通していて、Tとも知り合いだというのです。私はなんとか取りつないでもらえるようお願いし、社長の家で4人で会うことになりました。
川沿いに建てられた高層マンションの一室。奥のリビングへと通されると、そこには私が会いたくて会いたくて仕方なかった、憧れのTがソファーに座っていました。
「初めまして、よろしく」
鼻にかかった、低く通るTの生声が耳に入った瞬間、感激して思わず涙が出そうになりました。しばらくお酒を飲みながら談笑していたんですが、緊張してろくにTの顔を見ることができませんでした。
ようやく気持ちも落ち着いてきた頃。隣でSと社長が2人の世界に入り始めてしまったんです。気まずくなった私が、ひとまずお酒の力を借りようとグラスに手をかけた時でした。私の手を、Tがそっと握ってきたんです。そして肩に手を回し、耳元で囁きました。
「君と、2人で話したいな。上に行かない?」
彼の声が私の頭の中に響きました。部屋はロフトのような構造で、中二階に小さな部屋があり、私はそこに連れていかれました。Tは力強く私を抱き寄せると、耳、頬、首筋と、荒々しく唇を這わせました。ただ、口にはキスをしてくれません。私は自分から唇を求めることもできず、彼の強引なリードに身を任せました。
Tが服を脱ぐと、そこには無駄のない均整のとれた体。下半身には、端正な顔に違わぬ、美しく、強く勃起した性器が。私は、手、口、胸、すべてを駆使して彼に奉仕。そしてついに……。あんなにも憧れていたTが、私とひとつになったんです。耳元に彼の吐息がかかると、快感は全身へと伝わり、私は絶頂へと達しました。しかし、最後まで彼と私の唇が交わることはありませんでした。
それから私は呼ばれるがままにTの元に駆けつけ、関係を持ちました。ですが、次第に彼の要求はエスカレートしていき、知り合いの男性を呼ばれ、複数プレイに及ぶこともありました。その中には、今テレビで活躍するような芸能人もいました。やがて日が経つごとに扱いは酷くなり、昼夜を問わず呼び出され、偽りの交わりを繰り返したのです。そして私は確信しました、彼はセックス依存症だと。
でも私は、彼のそばにいられればそれで幸せでした。心と体を切り離し、いろんな芸能人と関係を持てることに喜びを見出すことにしました。あげく私も、セックスなしでは生きていけない、彼と同じ体質になってしまったのです。
しばらく私とTの関係は続きましたが、世間の注目を集めるようになった彼とは、次第に会うことが困難になってきました。今では誰かれ構わず、男を求める日々を過ごしている、私。いつかまた、来るやもしれない彼からの連絡を待ち、未だ交わしていない彼とのキスを夢見て……。
甘いマスクの裏に隠された知られざるTの素顔。今回のA美さんの証言により、セックス依存症が伝播する可能性も伺い知れた。薬物汚染が取り沙汰されている昨今の芸能界だが、セックス依存症感染者拡大の進行も、早急に手を打たなければならない重要な問題かもしれない。
(取材・文=精子(せいこ)スペルマー&ナナミ・ブルボンヌ)
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