愛知県在住の20代の女性が、人身事故でお年寄りを死亡させたことをブログ上で告白し、「せっかくの車が台無しです」などと記述したことから、炎上騒ぎに発展した。
事故は9月1日の夜に岡崎市の路上で発生し、畑仕事の帰りに自転車を押して県道を横断しようとした老女が、女性の運転する軽自動車にはねられ、全身を強く打って死亡した。
女性のブログには、死亡事故の前にも自損事故を起こしていたという記述があり、車が修理から戻ってきた数日後に死亡事故を起こしたようだ。
女性は事故の約3カ月後に、ブログで事故のことをこのように記述した。
帰りに対向車線が結構渋滞していた様で(車でかけてたジンの『雷音』を熱唱してたので見てなかった)その渋滞していた車の間からそのおばあさんが出てきたのです。即死です。
せっかくの車が台無しです。
もう、免許取り消しです。ちくしょー!!
残念なのが、事故を起こした時はめちゃくちゃ反省していたのに、3ヵ月も経った今となっては、ぶっちゃけ反省の色も無いのです。
さらに女性は、派手なピンク色のラメマニキュアを塗った手の画像をブログにアップし、このような記述を付け加えた。
こんな手で遺族の所へ行って来ました。
誰も見てないからね、こんな細かい所。
髪の毛が黒くなっただけでも良しとしましょう。
これまでも、ミクシィなどで大学生がキセル行為や当て逃げなどを告白した”犯罪自慢”は多くあったが、死亡事故を起こしておきながら自ら「反省していない」とブログに書くというのは過去に例がない。
女性は禁錮1年4カ月、執行猶予3年を言い渡されたようだが、没収された携帯電話が戻ってこないことに不満を言うなど、自己中心的な言動ばかりが目立ち、全く反省の色を見せていないようだ。これに対し、ネット上では以下のような批判的なコメントが多く書き込まれた。
・人ひとり殺しておいてよくこんな記事書けるな
・免許や車は取り返しがつくけど、お婆さんはもう返ってこない
・こんな奴にだけは轢かれたくない
・思っていてもブログに書くのは頭おかしい
批判コメントが殺到した女性のブログは、現在は休止中となっている。
誰でも閲覧可能なブログに書くということは、被害者の遺族が見る可能性もあり、遺族の心情を思えば、これは単に女性のモラルが欠如しているというだけで片付けられることではないだろう。この女性には、人の命を奪ってしまった事故の重大さに、早く気が付いてもらいたい。
(文=ローリングクレイドル/Yellow Tear Drops)
贖罪の意思はないのだろうか