ゲーム大好きアイドル、通称”ゲードル”として活躍中の杏野はるな。これまで、数々のブログ炎上事件を起こし、”炎上アイドル”としてもネット上で話題になっていた(参照記事)彼女だが、今度は過去にアイドルグループ「AKB48」への加入を打診され、断っていたことが明らかになった。
12月6日、日刊サイゾーからlivedoorニュースへ配信された【AKB48版「事業仕分け」敢行!? 8期研究生10人をバッサリ解雇】という記事に、杏野はるなと思しき人物が以下のコメントを投稿。
私も3年前に加入の打診をいただいたのですが、一人でやることの意味を考えてお断りしたのを覚えています。
集団というのはすごく大変だと思いますががんばって欲しいです。応援しています。
このコメントは本人によるものなのか? その真意は? 本人を直撃した。
杏 このコメントは、私本人の書き込みです。ライブドアさんのニュースには、結構コメントを投稿させていただいています。仕事としてではなく、ニュースに対する感想、意見は個人でしてこそ意味があるのもだと思っているので、個人的に行っているだけです。意図は特にありません。
──コメントにある「加入の打診」とは、AKB48を主催する株式会社AKSから、所属事務所に直接、連絡があったということでしょうか?
杏 もう3年以上前の話ですし、詳しいことは覚えていないのですが、「AKB48というグループを作るという話をもらっているけど、どうしよう?」と、マネジャーから言われました。
──それはオーディションの誘いではなく、正式メンバーとしてのスカウトだったのでしょうか。
杏 すみません、そのあたりはよくわからないのですが……「そういったグループを作るらしいけど、どうする?」というお話だったので、今考えると、オーディションも含めてのお誘いだったのだと思います。
──なぜ、オーディションを受けなかったのですか?
杏 グループ活動というのは、良く言えば集団としての強みがありますが、逆に言うと個性を出しにくい部分があると思っています。それは例えるならば軍隊と一緒で、みんなが同じ歩幅で行進してこそ、行進することに価値が生まれるからです。一人が足を乱してしまえば軍隊としてズレが生まれてしまいますよね。
私自身は、日本におけるアイドルという枠、カテゴリーに特に固執していませんし、来年からはタレント名鑑等には「文化人」の枠で掲載される予定です。アイドルというのは年齢を重ねると共に、ところてんのように後ろから押し出されていきます。自分で自分にちゃんと「味付け」をしておいて、押し出される時期を待ちたいと思っているので、個人での活動を重視しています。
それから、悪い意味ではなく、単純に興味がありませんでした。
──当時、他の芸能事務所にもAKB48側から同様の誘いはあったのでしょうか?
杏 知り合いのタレントさんも数人、お声をかけていただいたそうです。ただ、そのコたちはすでに芸能界にいないので、お名前はお伝えできません。すみません。
──現在のAKB48は、歌とダンスによるパフォーマンスで若い世代に人気を博していますが、杏野さんはそういった方面の活動はされないのですか?
杏 歌やダンスは好きです。歌は、2010年に本格始動するつもりです。ただ、私自身はレトロゲームという文化を世界に使えていくことを今一番楽しく感じているので、歌もゲーム関連のものになっていくと思います。日本ではあまり、ゲームは”文化”として捉えてもらえませんが、実は海外では日本のゲームは”カルチャー”として重要だという動きになっています。今年から、フランスの雑誌で連載を始めていて、来年はフランスにもちょこちょこ行くことになると思うので、目下フランス語の勉強中です!
──最後に、AKB48に関して何か思うところがあれば、一言お願いします。
杏 団体というのは、部活でも軍隊でもすごく大変だと思います。AKB48はすごく可愛らしくて素敵だと思っていますので、心から応援しています。
(文=岡島紳士/アイドルゴシップクリッピング)
◆杏野はるな(あんの・はるな)
1988年4月9日、熊本県生まれ。身長:158cm。B80、W58、H84。特技&趣味:ファミコン「スペランカー」ノーミスクリア。水泳(1キロ泳げます)。ルービックキューブ(6面そろえられます)。日経エンタテインメント ゲームエンタ!連載中。
『杏野はるなの日常。』