「イカせまくりたい」願望が叶う日は来るのかな

男の夢「即効性の媚薬」は存在するか!?

※イメージ画像 photo by Woman of Scorn from flickr

 ドイツの製薬会社が、女性版「バイアグラ」ともいえる性欲高進剤「フリバンセリン」なるものを開発しているという。フリバンセリンは直接脳に働きかけ、精神面の禁忌を取り除いて性欲を促し、満足のいく性行為の回数を増やす効果があるそうだ。

 服用しただけで女性がセックスしたくなる薬とは、まるでエロマンガに出てくる「媚薬」のようではないか。男の夢を具現化したかのような薬だが、効果を得るには3~6週間は毎日服用する必要があり、男ならば誰でも考える「あの娘にこれを使えば……★」といった悪用はもちろんできない。

 ならば、男の夢を実現する即効性の「媚薬」というのは現実に存在するのだろうか?

 インターネットやアダルトショップをのぞいてみると、たくさんの「媚薬」が売られている。これらの効果はどのようなものなのだろうか。都内でアダルトショップを経営する男性に話を聞いた。

「媚薬とされている商品は、ゴツコーラやガラナなどのハーブ、香辛料のナツメグなどの成分が入ってるものが多いです。これらは一部の脱法ドラッグに使われている成分でもありますが、雰囲気を盛り上げる程度で、目に見えるほどの効果があるわけではないですね。本当に劇的な効果があったら、規制されちゃいますよ。ちょっとした刺激を求める倦怠期のカップルなんかにはいいと思いますけどね」

 身近なところでは、チョコレートやコーヒー、バニラ、ダイエット法で一時期脚光を浴びたバナナなども催淫効果があるとされ、今ほど薬が発展していなかった時代には媚薬として珍重された。もちろん、これらも多少の興奮作用などをもたらすだけで、残念ながら女性が誰とでもセックスしたくなるなどということはあり得ない。ハーブや香辛料の成分や身近な食品などで女性の性欲をコントロールできるなら、誰も苦労はしないのである。


 女性の性的欲求は、精神面やホルモンバランスが大きく影響しているといわれ、よほどの薬物作用がなければ性欲の増進は期待できない。だが、市販されている媚薬で効果があったという女性も少なからずいる。中には、媚薬効果がある商品も存在するのだろうか?

「そういうケースは、女性が『媚薬を飲んだ』ということを口実にして開放的になる『プラシーボ効果』が大きいですね。元々、性的欲求が高まっていて、何かのきっかけが欲しかっただけでしょう」(前出・アダルトショップ経営者)

 つまり、「強力媚薬」などとうたって販売されている商品はインチキとまでは言わないまでも、目に見えるほどの効果は出ないといっていいようだ。

 さらに、ネットなどで販売されている媚薬はほとんどが海外製で、本当に成分表通りの物が入っているかも分からず、服用するにはリスクが大きい。日本に輸入されたタイ製のダイエット薬を飲んだ女性が死亡した例もあり、媚薬でも同じような健康被害の危険がないとはいえない。

 押尾学が常用していたとされるMDMAなどの違法薬物が、媚薬としての効果をもたらすとも言われる。違法薬物に詳しい人物に話を聞いた。

「アッパー系の違法薬物である覚せい剤やMDMA、それに類似した脱法ドラッグは、女性の性欲を増進させたり、性交時の快感を高めたりということがあるのは事実です。シャブをキメてのセックスは特に快感が高まるため、一度やったら止められなくなり、女性が薬物中毒者に堕ちていく大きな要因となっています。ただ、そういった薬物はそもそも違法ですし、人間性を破壊するものですから、それで性欲が高まるとしても『媚薬』とはいえないでしょう」    

 男が期待するような「媚薬」は、今のところフィクションの世界にしかないようだ。前出のようにプラシーボ効果で性欲が高まることを考えれば、やはり女性をエッチな気持ちにさせる媚薬は「雰囲気」が第一ということだろうか。男の夢に科学の進歩が追いつく日まで、女性がセックスしたくなるような雰囲気づくりの腕を地道に磨くしかないようである。

(文=ローリングクレイドル)

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